アニメ「WIND BREAKER(ウィンドブレイカー)」は、2024年4月4日から毎週木曜24時26分よりMBS・TBS系28局「スーパーアニメイズムTURBO」枠にて全国放送された作品です。
原作漫画は、週刊少年マガジン公式アプリ「マガジンポケット」(講談社)にて連載されている同名漫画。同アプリ内では、人気ランキング首位の常連で、さらに単行本は発売後に即重版を繰り返しているほどの人気を誇っています。
この記事では、主人公の桜遥(さくら はるか)が所属する“ボウフウリン”と敵対するチーム・獅子頭連(ししとうれん)をピックアップ。獅子頭連とは何か、獅子頭連のメンバーやその声優、そして獅子頭連と“ボウフウリン”の団体戦の結果についてまとめました。
目次
- アニメ「ウィンドブレイカー」とは
- アニメ「ウィンドブレイカー」獅子頭連とは?
- アニメ「ウィンドブレイカー」獅子頭連のメンバーと声優を紹介
- アニメ「ウィンドブレイカー」獅子頭連と“ボウフウリン”の団体戦の結果は?
- “ボウフウリン”に負けた獅子頭連のその後は?
- まとめ
アニメ「ウィンドブレイカー」とは
アニメ「ウィンドブレイカー」の舞台は、偏差値は最底辺、でもケンカは最強と噂される不良の名門・風鈴高校。その「てっぺん」を目指し、主人公の桜遥が街の外からやってきます。しかし、現在の風鈴高校の生徒は “ボウフウリン”と呼ばれる街を守る集団となっていました。「ウィンドブレイカー」の物語は、“ボウフウリン”との出会いを機に成長していく、不良高校生・桜遥の喧嘩英雄伝です。
アニメ「ウィンドブレイカー」獅子頭連とは?
獅子頭連とは「力の絶対信仰」を掲げる不良チームです。オリオン座というつぶれた映画館をアジトにかまえ、活動をしています。線路の高架が“ボウフウリン”とのシマ境になっていて、お互いのシマには干渉をしないというルールがあります。
かつての獅子頭連は、純粋にケンカの強さを求めるチームでした。しかし、兎耳山丁子(とみやま ちょうじ)が頭取になってからは、ケンカで負けたメンバーを蔑み、チームから追い出すような悪い噂が目立つチームになりました。
アニメ「ウィンドブレイカー」獅子頭連のメンバーと声優を紹介
「力の絶対信仰」を掲げる獅子頭連には、ケンカが強いメンバーがそろっています。初登場はアニメの第3話。獅子頭連と“ボウフウリン”のシマ境の高架下にて、“ボウフウリン”の街の中学生を追い回していた獅子頭連メンバーを、桜たちが蹴り飛ばしたことをきっかけに抗争が勃発。獅子頭連のアジトにて、1対1の団体戦を行うことになります。
ここからは、団体戦に出場したメンバーと、その担当声優を紹介します。
頭取:兎耳山丁子(とみやま ちょうじ)
チーム史上最年少で頭取になった実力者。小柄で少年のような見た目ですが、ケンカでは圧倒的なスピードと強さを誇ります。無邪気な性格で、非常に好戦的。「より強いものはより自由」という思想をもっています。
声優は戸谷菊之介(とや きくのすけ)さんです。2023年に第18回声優アワードで新人声優賞を受賞。代表作は「チェンソーマン」デンジ役、「七つの大罪 黙示録の四騎士」ドニー役など。
副頭取:十亀条(とがめ じょう)
頭取の兎耳山を「ちょーじ」と親しく呼び、支える副頭取。作務衣に下駄、サングラス、そして三つ編みと、特徴的な風貌をしています。しゃべり方はゆったりとしていますが、ケンカになると素早い動きで相手を翻弄。兎耳山とともに、獅子頭連ではずば抜けた実力を持っています。兎耳山の「弱いヤツは獅子頭連には不要」という信条を忠実に遂行し、ケンカに負けた者は身内であっても容赦しない冷酷さを持ちます。
声優は梅原裕一郎(うめはら ゆういちろう)さんです。2016年に第10回声優アワードで新人男優賞、2017年にニュータイプアニメアワード2016-2017で男性声優賞を受賞。代表作は「ゴブリンスレイヤー」ゴブリンスレイヤー役、「あんさんぶるスターズ!」蓮巳敬人役など。
佐弧浩太(さこ こうた)
金髪センター分けのヘアスタイルと、鋭い目つきが特徴的な16歳。獅子頭連の中で5本の指に入る強さを誇ります。口数が少なく、何を考えているかわかにくいタイプです。獅子頭連に入りたてのころは、やけくそのようにケンカばかりしていました。“ボウフウリン”の柊登馬(ひいらぎ とうま)とは因縁があり、第6話では団体戦で柊との勝負を自ら志願しました。
声優は小林千晃(こばやし ちあき)さんです。代表作は「マッシュル-MASHLE-」マッシュ・バーンデッド役、「葬送のフリーレン」シュタルク役など。
鹿沼稔(かぬま みのる)
ツーブロックに三白眼が特徴の17歳。いかつい見た目に反して一人称は「ボク」で、口元に手を当てたり爪を噛んだりする癖があるなど、幼い行動が目立ちます。アニメ第4話では、鹿沼のふるまいを見た蘇芳隼飛(すおう はやと)に「かわいいね」と言われてキレる一幕もありました。獅子頭連メンバーの有馬雪成(ありま ゆきなり)とは兄弟のような仲です。
声優は峯田大夢(みねた ひろむ)さんです。代表作は「ブルーピリオド」矢口八虎役、「アルスの巨獣」メラン役など。
有馬雪成(ありま ゆきなり)
頭の左側半分を剃り上げた独特なヘアスタイルの17歳。かなりのパワータイプで、一撃で相手のあばらを数本折ったことも。鹿沼稔とは兄弟のような仲です。
声優は水中雅章(みずなか まさあき)さんです。代表作は「東京リベンジャーズ」場地圭介役、「杖と剣のウィストリア」シオン・アルスター役など。
アニメ「ウィンドブレイカー」獅子頭連と“ボウフウリン”の団体戦の結果は?
■1戦目 有馬雪成VS杉下京太郎(すぎした きょうたろう)
第5話では、有馬対杉下の1戦目が描かれました。有馬は最初、対戦相手の杉下を見下し、へらへらと笑っていました。ところが、いきなり「おい梅宮、どうしたんだ!」と大声を上げ、卑怯にも杉下の気を逸らし、顔面に先制パンチを繰り出します。しかし、杉下には効かず、有馬は杉下に顔面を掴まれ地面に叩きつけられてノックダウンしました。
■2戦目 鹿沼稔VS蘇芳隼飛
同じく第5話で描かれたのは、2戦目の鹿沼対蘇芳です。兄弟分の有馬がやられて激高し、鹿沼が蘇芳に殴りかかりました。しかし、蘇芳はカンフーや合気道を彷彿とさせる独特のケンカスタイルで鹿沼を子供のようにあしらい、対決はまるで見世物のようになりました。結局、鹿沼は蘇芳から圧倒的な力の差を見せつけられ、あっさり敗北しました。
■3戦目 佐弧浩太VS柊登馬
第6話では、小学生のころからの知り合いである、因縁の2人、佐弧と柊が対決します。2人は互角の闘いを繰りひろげ、周囲から「こんなタイマン、なかなかお目にかかれねぇぞ」と感嘆の声があがるほどの激戦になりました。佐弧は慕っていた柊が、風鈴高校に入って梅宮をかつぐと決め「お前はついてこない方がいい」と突き放したことを恨んでいました。佐弧は柊にケンカで勝って後悔させたい一心で闘っていましたが、柊の壁は高く、最後は柊のパンチが佐弧の腹に決まり、勝敗が決しました。
■4戦目 十亀条VS桜遥
第7・8話では、十亀と桜の対決が描かれます。最初は十亀が桜をスピードで圧倒していましたが「君が偉そうにできるのは強い群れの中にいるから」と十亀に侮辱された桜が覚醒。怒涛の勢いで十亀に反撃を始めます。
そして、殴り合いの最中、十亀はこのケンカの発端を知り、正義のないケンカにみんなを巻き込んだことを後悔します。兎耳山のためにもっと強いチームを作ろうと泥をかぶり続けてきた十亀は、自分が何をしたいのかわからなくなり、戦意を喪失。しかし、桜に「クソダセぇ」「オレは相手が命の恩人でも、どんなに強くても、目を逸らしたり自分を曲げたりしねぇ!」と激を飛ばされ、あらためて桜と本気でぶつかり合いました。そして、最後はケジメをつけるためにわざと桜に殴り飛ばされ、ギブアップしました。
■5戦目 兎耳山丁子VS梅宮一(うめみや はじめ)
第8話の後半からは、兎耳山対梅宮の大将戦が描かれます。「てっぺん」になっても楽しくないのはチームのみんなが弱いせいだと思い込んでいる兎耳山は、同じ「てっぺん」なのにいつも楽しそうな梅宮と風鈴をまとめて手に入れようと暴走します。そんな兎耳山の目を覚まさせようと、梅宮はケンカをしながら「軽いんだよ、お前の拳は」「なにも背負ってねぇからだ」「お前は“お前”のことをなにもわかっていない」「下のもんにあんな顔…させてんじゃねぇ!!」と兎耳山を叱責します。
梅宮の言葉が胸に刺さった兎耳山は、心の葛藤を体現するように自暴自棄になり、梅宮をめちゃくちゃに攻撃。しかし、梅宮は反撃せず、兎耳山の攻撃と激情を全て受け止めます。最後は、梅宮が、かつて見えていたものを思い出せと頭突きをかまして兎耳山が失神し、梅宮が勝利しました。
“ボウフウリン”に負けた獅子頭連のその後は?
団体戦での桜や梅宮らの活躍により、十亀は兎耳山とちゃんと向き合わなかったことを、そして兎耳山は周りが見えなくなっていたことに気づき、お互いに謝罪。兎耳山はケジメをつけるために頭取を辞して梅宮にチームを任せようとしましたが、梅宮はこれを拒否。代わりに友達になることを提案、さっそく打ち上げを開催します。そこで兎耳山はこれまでの行いをあらためて反省し、チームのみんなとともに再出発をすることになりました。
まとめ
獅子頭連は、オリオン座というつぶれた映画館をアジトにかまえ「力の絶対信仰」を掲げる不良チームです。かつては純粋にケンカの強さを求めていましたが、兎耳山が頭取になってからは、ケンカで負けたらチームから追い出すような、悪い噂が目立つ集団となっていました。
シマ境になっている高架下にて、獅子頭連のメンバーに追いかけられていた中学生を桜らが助けたことを発端に“ボウフウリン”との諍いが勃発。アジトでタイマンの団体戦が繰り広げられます。団体戦の結果は0対5で“ボウフウリン”が圧勝し、さらに桜や梅宮らの活躍により、力に執着していた十亀や兎耳山の目が醒め、獅子頭連は再出発することになりました。
最後の打ち上げでは、“ボウフウリン”と友好的な関係となった獅子頭連。今後の物語で、兎耳山や十亀といった獅子頭連のメンバーとの関係が描かれることはあるのか、期待して待ちましょう。
(C)にいさとる・講談社/WIND BREAKER Project
アニメ『ウィンドブレイカー』1期放送回一覧(動画リンクつき)
話数 | サブタイトル(タップで動画へ) | 見どころ |
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1 | サクラとフウリン | 桜の大立ち回り |
2 | 憧れのヒーロー | 意外とお茶目な蘇枋 |
3 | 頂に⽴つ男 | 獅子頭連との悶着! |
4 | 衝突 | 蘇枋の煽り力の高さ |
5 | 優しい男 | 「大人の階段のぼろうか」 |
6 | その背中を追って | 柊と佐狐の思い出 |
7 | 負けられない戦い | ありし日の兎耳山と十亀 |
8 | 思いを継いで | 吹っ切れた十亀 |
9 | 梅宮の流儀 | 器を見せた頭突き |
10 | 対話 | 梅宮、「対話」を語る |
11 | 新たな級友【とも】 | 桐生&柘浦が大暴れ! |
12 | 頼られる者 | 桜、名前を呼ぶ |
13 | 友のため | 杏西のため動き出す1-1 |