アニメ「WIND BREAKER(ウィンブレ)」は、不良高校生・桜遥(さくら はるか)の喧嘩英雄伝を描いた作品です。MBS・TBS系28局「スーパーアニメイズムTURBO」枠にて、2024年4月4日より全国放送が開始されました。第13話放送後には、アニメ2期の2025年放送が発表されました。
原作は週刊少年マガジン公式アプリ「マガジンポケット」(講談社)にて連載中の同名漫画。同アプリ内での人気ランキング首位常連、さらに単行本は発売即重版を連発している人気作です。
この記事では、物語の要となる“防風鈴(ボウフウリン)”について解説。“ボウフウリン”とは何か、また“ボウフウリン”の総代や四天王、さらに現在、名前が判明しているメンバーを紹介します。
目次
- アニメ「ウィンドブレイカー」とは
- “ボウフウリン”とは?
- “ボウフウリン”の総代
- “ボウフウリン”の四天王
- “ボウフウリン”のその他メンバー
- “ボウフウリン”はどんな活動をしている?
- アニメ「ウィンドブレイカー」“ボウフウリン”まとめ
アニメ「ウィンドブレイカー」とは
偏差値は最底辺、ケンカは最強と噂される不良の名門・風鈴高校。その「てっぺん」を目指し、桜遥は街の外からやってきました。しかし、桜が聞いた話とは違い、風鈴高校の生徒は“ボウフウリン”と呼ばれ街を守る集団となっていました。
アニメ「ウィンドブレイカー」は、“ボウフウリン”との出会いを機に、ケンカしか取り柄のなかった不良高校生・桜遥が街の英雄に成長していく物語です。
“ボウフウリン”とは?
“ボウフウリン(防風鈴)”とは、風鈴高校の生徒で構成された、街を守る集団です。「人を傷つける者・物を壊す者・悪意を持ち込む者、何人も例外なくボウフウリンが粛正する」を信念とし、ケンカの際には信念の口上を述べて闘うこともあります。第1話では、3年生の柊登馬(ひいらぎ とうま)が、第2話では1年生の楡井秋彦(にれい あきひこ)が、ケンカのなかで口上を述べていました。
風鈴高校のある街は、2年前までいろいろなチームやギャングのケンカ・抗争が絶えず、治安は最悪でした。しかし、 “ボウフウリン”が結成されてから、街の様相が一変します。街の入口には“ボウフウリン”が信念を書いた警告の看板が立てられ、街の人からは「この街の盾」を意味する“ウィンドブレイカー”とも呼ばれています。
“ボウフウリン”の総代
“ボウフウリン”の総代は、3年生の梅宮一(うめみや はじめ)です。17歳の高校生ですが白髪頭で、左眉に傷があります。総代といっても怖く近づきがたい人物ではなく、人懐っこい笑顔と性格で、風鈴高校の生徒だけでなく、街の人々までも惹きつけるカリスマ的存在です。
ふだんは明るくおちゃめですが、ここぞという場面では一声で周囲を圧倒するほどの威圧感を放ちます。もちろんケンカも強く「力の絶対信仰」を掲げる敵チーム・獅子頭連(ししとうれん)の頭取・兎耳山丁子(とみやま ちょうじ)と、1対1で戦って勝つほどの実力があります。
“ボウフウリン”の四天王
総代・梅宮の下には、3学年分をクラスで縦割りにした4つの衆があり、それぞれ1組から多聞衆(たもんしゅう)、持国衆(じこくしゅう)、増長衆(ぞうじょうしゅう)、広目衆(こうもくしゅう)と呼ばれています。各衆の隊長的な役割を担うのが、“ボウフウリン”の四天王です。アニメ第3話にて四天王の横顔のシルエットが、第12話の最後には「風鈴高校四天王」として登場、第13話(原作漫画第37・38話)では姿と名前が判明しました。
四天王の下には次席が2名付き、さらに各クラスの代表となる級長1人と副級長2人が配置され、末端まで目がいき届くように組織されています。
ここからは、4つの衆をそれぞれ束ねる四天王を紹介します。
多聞衆筆頭:柊登馬(ひいらぎ とうま)
1組をまとめる四天王は、柊登馬です。多聞衆の名の由来は、戦を司る武神・多聞天(毘沙門天)から。武神の名を冠する通り、柊もケンカが強く、獅子頭連との団体戦では、チームの5本指に入る強さを持つ左狐浩太(さこ こうた)に勝利しました。
柊は、第1話で桜が初めて出会った“ボウフウリン”メンバーです。桜が不良からバットで殴られそうになっているところへ割って入り、肩でバットを受け止めました。体が頑丈なうえに、強面でケンカも強いのですが、意外と神経質で、つねに胃薬を持ち歩いています。
多聞衆次席は、松本陽大(まつもと ようだい)と柳田慈円(やなぎだ じえん)です。
持国衆筆頭:椿野拓(つばきの たすく)
2組をまとめる四天王は、椿野拓です。アニメ第12話の最後に姿を現しました。ストレートのロングヘアにスカートと女性らしい格好をしていますが、182cmの長身でガタイがいいのが特徴。梅宮をとても慕っているようです。
増長衆筆頭:百瀬匠(ももせ たくみ)
3組をまとめる四天王は、百瀬匠です。フードを深くかぶり、さらにマスクをしているため、顔がよく見えません。身長は不明ですが、ほかの四天王と並ぶと小柄に見えます。
広目衆筆頭:水木聡久(みずき さく)
4組をまとめる四天王は、水木聡久です。ポニーテールに眼鏡がトレードマーク。中指で眼鏡のブリッジを触るくせがあるようです。
“ボウフウリン”のその他メンバー
総代と四天王、次席以外のメンバーで、現在、名前が判明している人物を紹介します。
■1年1組
桜遥
楡井秋彦
杉下京太郎(すぎした きょうたろう)
蘇枋隼飛(すおう はやと)
柘浦大河(つげうら たいが)
桐生三輝(きりゅう みつき)
高梨司(たかなし つかさ)
栗田順平(くりた じゅんぺい)
杏西雅紀(あんざい まさき)
柿内侑凛(かきうち ゆうり)
■2年1組
榎本健史(えのもと たけし)
梶蓮(かじ れん)
楠見結斗(くすみ ゆうと)
“ボウフウリン”はどんな活動をしている?
“ボウフウリン”は、街を荒らす者を探し出してケンカを仕掛けるのではなく、基本的に数人の班を組んで街の見回りを行っています。これは“ボウフウリン”が「守るケンカ」を信念とし、自分たちから手を出す必要はないと考えているためです。風鈴高校生が制服を着て街を歩くだけで、小さい不良チームは寄り付かなくなるため、結果的に街を守ることに繋がっています。
見回りの活動では、街の壁の落書きを消したり、足元のおぼつかない老人を助けたり、行方不明の猫を探したりと、街の人の手助けも行っています。また、梅宮の趣味である野菜の栽培をみんなで手伝うこともあります。
アニメ「ウィンドブレイカー」“ボウフウリン”まとめ
“ボウフウリン”とは、風鈴高校の生徒で構成された、街を守る集団です。「人を傷つける者・物を壊す者・悪意を持ち込む者を何人も例外なく粛正する」という信念があり、街の人々からは「この街の盾」として“ウィンドブレイカー”とも呼ばれています。“ボウフウリン”のおもな活動は、街の見回りと、街の人々への手助けです。
“ボウフウリン”の総代・梅宮の下には、1クラス3学年分を束ねる四天王がいて、梅宮を支えています。1組は多聞衆、2組は持国衆、3組は増長衆、4組は広目衆と名付けられています。さらに、各クラスには代表となる級長と副級長がいて、学校の全員に目を配れるようにしています。
個性的なキャラクターがそろう“ボウフウリン”のメンバーたち。それぞれ、今後の活躍に期待しましょう。
(C)にいさとる・講談社/WIND BREAKER Project
アニメ『ウィンドブレイカー』1期放送回一覧(動画リンクつき)
話数 | サブタイトル(タップで動画へ) | 見どころ |
---|---|---|
1 | サクラとフウリン | 桜の大立ち回り |
2 | 憧れのヒーロー | 意外とお茶目な蘇枋 |
3 | 頂に⽴つ男 | 獅子頭連との悶着! |
4 | 衝突 | 蘇枋の煽り力の高さ |
5 | 優しい男 | 「大人の階段のぼろうか」 |
6 | その背中を追って | 柊と佐狐の思い出 |
7 | 負けられない戦い | ありし日の兎耳山と十亀 |
8 | 思いを継いで | 吹っ切れた十亀 |
9 | 梅宮の流儀 | 器を見せた頭突き |
10 | 対話 | 梅宮、「対話」を語る |
11 | 新たな級友【とも】 | 桐生&柘浦が大暴れ! |
12 | 頼られる者 | 桜、名前を呼ぶ |
13 | 友のため | 杏西のため動き出す1-1 |