6月22日にエスコンフィールドHOKKAIDOで行われた北海道日本ハムファイターズ対東北楽天ゴールデンイーグルスの一戦で、およそ1ヶ月ぶりとなるセーブを挙げた日本ハムの田中正義が、野球ファンの間で話題となっている。
5-2、日本ハムが3点リードで迎えた9回表、久々となる“抑えのマウンド”に上った田中は、この回先頭の代打・伊藤裕季也を、外角低めへの“完璧すぎるストレート”で見逃し三振にとると、続く1番・小郷裕哉は四球で歩かせたものの、この日2安打の2番・村林一輝に対しては、カウント0-2と追い込んだ上で、外角高めのストレートでセカンドライナーに。そして3番・辰己涼介に対しては、全球ストレート勝負でカウント1-2と追い込み、最後は外角いっぱい、遠いところへの力強い154キロのストレートで空振り三振に切ってとった。
今回のマウンドでは、小郷を歩かせたものの、およそ1ヶ月ぶりとなるセーブをマークした田中について野球解説者の五十嵐亮太氏は、6月28日放送の『バズ!パ・リーグ』(ABEMA)で「中継ぎへの配置換えは、『降格』とまでは言わないが、楽な場面で投げることで本来の自分のピッチングを取り戻せたと思う。監督やコーチが抑えに戻して大丈夫だろうという判断のもとここへ来ているので、そういった期待に応えられたことは大きい。あとはこれを継続できるか。ただ、上がった彼の表情や投げっぷりを見ていると“ここでやっていくよ”という雰囲気ありますよね」と今後の活躍に期待する形でコメント。
またネット上の野球ファンからは「正義の久々のセーブ、正直涙腺にきた。お帰りなさい」「復活してストレートの球速が150キロ割らなくなってきたのがすごい。まだ進化するのか正義」「新庄の配置転換策上手いな。しっかり抑えに戻すあたり本人にとっても嬉しいだろうしまた自信つくしな」「現地だったけど、球場アナウンスで田中正義の名前がコールされた時のボルテージの上がり方すごかった、それだけみんな期待してる訳だしここからまた頑張って欲しい」「おかえりジャスティス ありがとうジャスティス やっぱ正義執行たまらないわ」といった様々な反響が寄せられている。
(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)