将棋の伊藤園お~いお茶杯第65期王位戦七番勝負が7月6日、愛知県名古屋市の「徳川園」で開幕。藤井聡太王位(竜王、名人、王座、棋王、王将、棋聖、21)と挑戦者の渡辺明九段(40)が現在対局中だ。午前10時にはおやつの時間を迎え、藤井王位には「へそくり餅」、渡辺九段には「季節のフルーツ餅」とそれぞれの注文品が提供された。
藤井王位が注文した「へそくり餅」は、蜜漬けしたほろ苦い金柑を羽二重餅で包んだ一品。小判に見立てた金柑を絹の羽二重で包み隠す様子から、「へそくり餅」と名付けられたという。
一方、渡辺九段は「季節のフルーツ餅」とアイスカフェオレをチョイス。大きくカットされたフルーツを羽二重餅で包んだみずみずしいおやつでリフレッシュを図った。
渡辺九段は、本七番勝負で盤前でおやつを食べる。以前はおやつは対局室に運ばれていたが、新型コロナ対策でおやつは別室で提供されていた。渡辺九段は、前日会見で「コロナの前は対局室で食べていた。別室で食べるのはコロナ対応だと思っていたので、正直不便だったので要望を出させてもらった」とし、本七番勝負では対局室での“モグモグタイム”が復活となった。なお、藤井王位は「気分転換もできる」とこれまで通り別室でおやつを食べる。
藤井王位がタイトル戦に登場するようになってからは“封印”されていた盤前でのおやつタイム。渡辺九段がおやつを食べる様子が映し出されると、長年の将棋ファンにとっては「懐かしいモグモグタイム」「一口w」、新たなファン層にとっては「新鮮!」「豪快で素敵」「なんかいいな」と様々な反響が寄せられていた。
(ABEMA/将棋チャンネルより)