将棋の藤井聡太王位(竜王、名人、王座、棋王、王将、棋聖、21)に渡辺明九段(40)が挑戦する伊藤園お〜いお茶杯王位戦七番勝負第1局が7月6日、愛知県名古屋市の「徳川園」で対局中だ。15時にはおやつの時間を迎え、両者が注文した「こぐまくんケーキ」が提供された。
対局1日目、午後のおやつには両者が「こぐまくんケーキ」を選んだ。「こぐまくんケーキ」は名鉄運輸のマスコット「こぐまくん」をモチーフにした何とも愛らしいケーキだ。今期の王位戦七番勝負では、おやつの提供場所が「控室」と「盤前」と対局者の希望で選べるようになっており、藤井王位には控室、渡辺九段には盤前へと運ばれた。
コロナ禍前からタイトル戦の舞台に登場し続けている渡辺九段は、盤前でのおやつ提供“復活”を熱望。また、渡辺九段は『おやつを食べるのは自分の考慮時間』というマイルールに則り、藤井王位の着手後、おやつの定刻の約15分を過ぎてからお盆に手を伸ばしていた。
渡辺九段は、白い手ぬぐいを袴の上に敷いてから皿を手にすると、「こぐまくん」の右手部分にフォークを一刺し。大きな口を開けてバクバクとケーキを頬張っていた。その間にも視線は盤上へ集中。ABEMAの中継で解説を務めた佐々木慎七段(44)と香川愛生女流四段(31)は、「コロナ対策からおやつが控室に運ばれるようになったので、今日初めて棋士が盤前でおやつを食べるところを見るファンの方もいるかもしれないですね」「タイトル戦の光景のひとつ。脳に直接糖分を送り込んでいるんだ、という感じがしますよね」とコメントしていた。
(ABEMA/将棋チャンネルより)