【MLB】ドジャース 8-5 ブリュワーズ(7月5日・日本時間6日/ロサンゼルス)
現地時間7月5日に30歳の誕生日を迎えたドジャースの大谷翔平投手が、ブリュワーズ戦に「1番・DH」で先発出場したが、この日は3打席連続三振含む、5打数ノーヒットに終わった。自身のバットからは快音が聞かれなかったが、大谷の次を打つ2番のスミス捕手が、自身初の1試合3本塁打を放ち、なかでも3発目のレフトポール直撃となった衝撃アーチにはファンも驚きを隠せなかった。
昨日までのダイヤモンドバックス戦を負け越し、7月に入って未だ1勝と元気がないドジャース。この日の試合も大谷やフリーマンの打席で微妙なストライク判定が頻発する異様なムードで進んだが、すっきりとしないモヤモヤ感を見事に払拭したのがスミスのバットだった。
まず1回裏、大谷が三振した後の第1打席は、右腕・シバーレのスライダーを狙い澄ましたような流し打ちでライトスタンドへ先制のソロホームラン。そして、3回裏の第2打席でもこの光景が再現される。先頭打者の大谷が四球を確信するもストライク判定で見逃し三振。場内がブーイングで包まれて騒然とするなかで、続くスミスがシバーレの真ん中に入った初球のスライダーを完璧に振り抜き、今度はレフトへスタンドイン。たった一振りで場内をブーイングから大歓声へと変える豪快弾でドジャースが2−0とリードする。
しかし、試合はドジャース先発のグラスノーがホスキンスに逆転満塁弾を浴び、ブリュワーズが4−5と勝ち越す展開に。大谷は2試合連続3三振を喫し、ドジャースファンとしては嫌なゲーム展開となったが、“二度あることは三度ある”を地でいったのが7回裏、スミスの第4打席だ。
7回裏、ブリュワーズ3番手・ハドソンから大谷が連続三振を「6」で止めるレフトライナーで凡退し、この試合を実況した清水俊輔アナが「さあ、今日3本目が出るか」と言った瞬間、スミスは左サイドスローで外から内に大きく曲がった初球のスライダーをすくい上げると、ボールは大きな放物線を描いてレフトスタンドのポールに直撃した。
スミス自身初の1試合3発は値千金の同点ソロとなり、場内はもとより試合を観戦したネット上の野球ファンからはも「神、降臨」「マジかよ」「3発はやばい」「スミス祝砲」など、スミスを称える声が寄せられた。
試合はスミスの大活躍が8回裏の逆転劇を呼び、ドジャースが8−5でナ・リーグ首位対決を制した。
この試合で3打数3安打3本塁打2四球と獅子奮迅の活躍を見せたスミスについて、米専門メディア「ドジャース・ネーション」のノア・カムラス記者は、SNSに「ドジャース捕手はオールスターに出場する必要がある」と投稿。名物記者を唸らせるほどの圧倒的な活躍となった。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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