【写真・画像】ここしかない!大谷翔平、28号ソロは“好球必打”の一球 西岡剛氏「開かなかったでしょ?」好不調を見極める“内角打ち”のポイントを指摘 1枚目
【映像】圧巻の“内角捌き”でスタンドインの瞬間

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【MLB】ドジャース 5-3 ブリュワーズ(7月6日・日本時間7日/ロサンゼルス)

 これぞ一流選手の面目躍如と言えるだろう。ドジャースの大谷翔平投手は「1番・DH」でブリュワーズ戦に先発出場。第5打席で勝利を決定づける本塁打を放つと、解説・西岡剛氏は「身体が開かなかった」と、特大アーチとなった要因を伝えた。

【映像】圧巻の“内角捌き”でスタンドインの瞬間

 前日まで8打数ノーヒット、中でも30歳の誕生日を迎えた現地時間7月5日は5打数ノーヒットと精彩を欠いていた大谷だったが、西岡氏は「疲れがたまってくる頃だけれど、大谷くんの好調を見分けるところがある」と紹介していた。

 西岡氏が注目していたのは打席に入った際の左足だ。好調時と不調時で足の上げ方が異なり、それによって内角のボールをさばけるかどうかが変わってくるため、調子を見極める上で重要なポイントだとしていた。そしてランナーがいるかかいないかでも変わってくるため、ランナーなしの状態での大谷の打撃に焦点が集まっていた。

 チャンスが巡ってきたのは8回裏のことだった。表の攻撃でブリュワーズに3-3と追いつかれたドジャースだったが、代打のバルガス外野手が勝ち越しソロアーチを放ち、1点をリード。迎えた1死走者なしの場面で大谷にこの日、5回目の打席が回ってきた。

 走者なしの大谷の打席ということもあり、西岡氏も大きく注目。ハドソン投手が投じた初球、78.1マイル(125.7キロ)のスイーパーを捕らえてファールすると、西岡氏は「調子がいい時はあれもホームランにする」と断言。「スイング後に正面を向くのが早い」と原因を語ったが……2球目、ハドソンが内角低めに投じた86.1マイル(138.6キロ)のカットボールをフルスイングすると、打った瞬間に大きな打球音がこだました。

「わー!行った!」と、大谷の本塁打を確信した西岡氏は「ここしかない!」とコメント。その確信の通りに、打球はドジャースタジアムの右中間スタンドへと消えていった。

「一番、大谷選手が打ちやすいコースだった」と、西岡氏は大谷の一打を解説。リプレイを見て、「インコースのボールだったけれど、身体が開かなかったでしょ?」と、自身の見解とすり合わせるように確認していた。西岡氏の言うように、大谷は好調時のそれと同様に華麗なフォームで、見事な本塁打をかっ飛ばすという最高のシーンを演出した。

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