井岡一翔、クールな戦略家が貫いた“己の生き様” 会場に沸き起こった“イオカコール”が意味するものとは? LIFETIME BOXING FIGHTS井岡一翔 2024/07/08 15:04 拡大する WBA・IBF世界スーパーフライ級王座統一戦が7日、東京・両国国技館で行われ、WBA王者の井岡一翔(志成)はIBF王者のフェルナンド・マルティネス(アルゼンチン)に3-0判定負け。王座統一を逃すととともに、WBA王座の2度目の防衛に失敗、タイトルを失った。【映像】井岡一翔の激闘(1R~4R) 両者ともに力を出し切ってのフルラウンドの攻防。熱狂冷めやらぬ中、リングアナウンサーが読み上げたスコアは116-112、117-111、120-108。「意外と開いたな」との印象を会場に与えたあと、高々とコールされた名前は「青コーナー、マルティネス!」。歓喜の雄叫びを上げるマルティネス陣営を尻目に、井岡は静かに敗戦を受け入れた。花道を引き返す“前王者”の瞳に涙が浮かんでいた。 続きを読む 関連記事