【MLB】フィリーズ 4-3 ドジャース(7月10日・日本時間11日/フィラデルフィア)
ドジャースの大谷翔平投手が「1番・DH」でフィリーズ戦に先発出場し、初回には初球打ちで4試合連続安打を記録すると、直後には4試合連続盗塁を決める。5回の第3打席では3試合ぶり34回目のマルチ安打と3試合ぶりの打点を挙げるなど、この日は4打数、2安打、1三振、1打点で打率.317となった。なおチームは、ナ・リーグ東地区首位のフィリーズ相手に連敗を喫した。
前日9日(日本時間10日)のフィリーズ戦では、3回の第2打席にレフトへのヒットで出塁すると、直後には今季21個目の盗塁を決めた大谷。しかし大量ビハインドで迎えた7回に代打を送られて途中交代となり、2打数、1安打、1四球、打率.315で、チームは1-10の大敗を喫した。
3試合ぶりとなる29号本塁打に加え、MLB通算200号本塁打に期待がかかるこの日、初回の第1打席で4試合連続安打を放つ。サンチェス投手の決め球であるシンカーを狙い撃つ初球打ちで、ライト前ヒットに痛烈な打球を運んだ。すると2死の状況で、4試合連続となる今季22個目の盗塁を決める。なお、4試合連続盗塁は、イチロー、松井稼頭央に並ぶ日本人最長記録となった。
3回の第2打席はフルカウントまで持ち込んだが、ここはシンカーを引っ掛けてショートゴロ。快足を飛ばして一塁を駆け抜けたが、惜しくもアウトとなった。
5回の第3打席は、1死一、三塁と得点圏にランナーを置いて打席に入る。初球のチェンジアップをファウルにして迎えた2球目、シンカーをうまくセンターから左に流し打つタイムリーヒットを放った。大谷のマルチ安打は3試合ぶり、今季34度目。3試合ぶりの打点となった。
2点を追いかける7回で大谷は、1死一、三塁のチャンスで第4打席を迎える。大ブーイングのなか、簡単に2ストライクと追い込まれ、1ボールを挟んでからの4球目。低めのスライダーにバットが空を切ると、敵地のフィリーズファンは総立ちとなった。
この日の大谷は4打数、2安打、1三振、1打点で打率.317。ドジャースの試合終了時点で打率はブリュワーズのイエリチに次いでナ・リーグ2位、ホームラン28本はブレーブスに5本差をつけて1位、打点は7点差の3位に。なおドジャースは接戦の末に敗れ、ナ・リーグ東地区首位を走るフィリーズに連敗を喫した。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)(C)aflo
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