将棋の伊藤園お～いお茶杯第65期王位戦七番勝負は7月18日、北海道函館市の「湯元 啄木亭」で藤井聡太王位（竜王、名人、王座、棋王、王将、棋聖、21）と挑戦者の渡辺明九段（40）が第2局2日目の対局を行っている。中盤戦の勝負所では、藤井王位が相手陣に目掛けて“手裏剣”の歩を放つ一手を披露。このかけ引きが今後にどのような影響をもたらすのか、緊迫の展開から目が離せない。
藤井王位の先勝で開幕した“真夏の七番勝負”は、第2局が進行中。本局で先手番の渡辺九段が第1局の千日手指し直し局と同じ「相掛かり」を志向し、藤井王位がやや流れを変えて前例のない戦いへと突入した。
前日に渡辺九段が封じた53手目の開封から始まった2日目は、藤井王位が千日手含みの手順を選んだものの、渡辺九段は冷静かつ積極的に対応。藤井王位は1時間超の長考の末に敵陣に歩の手筋で反撃すると、ABEMAで解説を務めた金井恒太六段（38）は「手裏剣。対応するのか、攻めかかるのか渡辺九段の選択が難しい」とコメントしたが、渡辺九段は後者を選択しペースを握ったと見られている。
ABEMAの「SHOGI AI」はわずかに渡辺九段側の数字を示しており、激しく難解な中盤戦から藤井王位はどのような対策で応じるのか大きな注目が集まっている。
【昼食の注文】
藤井聡太王位 キンキ一番だしラーメン、アイスティー
渡辺明九段 塩チャーシュー麺とチャーハンセット、アップルジュース
【昼食休憩時の残り持ち時間】
▲渡辺明九段 3時間6分（消費4時間54分）
△藤井聡太王位 2時間3分（消費5時間57分）
（ABEMA／将棋チャンネルより）
