<大相撲七月場所>◇六日目◇19日◇愛知・ドルフィンズアリーナ
異色の新十両力士として注目を集める力士が、六日目に新しい化粧まわしを披露。真っ白から一転、引き締まる黒に変更すると、その中央に描かれている動物に「か、かわいい」「つぶらな瞳が…」とファンの熱視線が注がれる一幕があった。
その力士とは、二子山部屋のYouTubeチャンネルで披露する人柄が話題を呼び、場所前からファンの人気を集めている十両十四枚目の生田目。初日の土俵では所作を忘れてしばし混乱する様子を見せるも、先場所幕下で7戦全勝優勝を果たして勢いに乗る十両十四枚目・藤青雲(藤島)を押し倒して白星発進を飾っている。
生田目は小学生までタイ出身の母に育てられ、中学から高校までは地元・栃木の児童養護施設で育ち、高校卒業とともに角界入りした異色の経歴を持つ。場所前でのインタビューでは、意気込みを語るとともに化粧まわしについても言及。「象です。僕がタイのハーフで、象はタイの神様なので。あと生田目の『生』だけ書いてある斬新なスタイリッシュなシンプルなやつも」と話していた。
五日目までは真っ白な化粧まわしを着用していた生田目だが、六日目には、その象が描かれた化粧まわしで登場。「新しい化粧まわし?」とファンがざわつく中、ゾウについて「か、かわいい」「つぶらな瞳が…」との声も寄せられた。
初日白星で好調なスタートを切った生田目だが、その後は連敗続き。1勝4敗で迎えた六日目も十両十二枚目・白鷹山(高田川)に押し出されて5敗目を喫した。勝った白鷹山は4勝目を挙げた。中日を前に苦しい展開となっている生田目だが、巻き返しを図って、持ち前の明るい笑顔でファンを安心させたいところだ。(ABEMA/大相撲チャンネル)