【写真・画像】大谷vs吉田、終了原稿 1枚目
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【MLB】ドジャース 4-1 レッドソックス(7月19日・日本時間20日/ロサンゼルス)

【映像】大谷、レフト線上ギリギリ 逆転呼び込む一打

 ドジャースの大谷翔平投手が「1番・DH」でレッドソックス戦に先発出場。この日は、吉田正尚外野手も「5番・DH」で出場し、日本人対決が実現。大谷は4打数1安打で、球宴明け後半戦初戦にヒットをマーク。4年連続となる30号はおあずけとなったものの、8回裏にチームの逆転劇を演出する貴重なツーベースを放った。

 一方、吉田も3打席凡退から9回にヒットを放ち4打数1安打としたものの、ドジャースに逆転負けを喫した。

 MLBで戦う日本人にとって、この日は快音が遠い序盤だった。

 ドジャース後攻で迎えた試合、大谷は第1打席にカウント1-2の5球目、レッドソックス投手ニック・ピベッタの投じた94.6マイル(152.2キロ)の高めのストレートを空振り三振した。

 続く第2打席は3回裏、1死一塁で迎えた。すると、ピベッタが3球続けてストレート勝負で挑んでくると、2球で追い込まれ、3球目をファウルに。1球カーブを見送ってカウント2-2とした5球目、95.1マイル(153.0キロ)のストレートを第1打席と同様に空振りして2打席連続三振に切って取られた。

 さらに6回裏、先頭打者で迎えた第3打席も相手に翻弄された。前の2打席はストレート中心で追い込まれたなか、この打席は立て続けのカットボールで追い込まれ、大谷のストレート狙いを見透かされたような配球に苦戦。そしてカウント1-2で迎えた5球目、89.5マイル(144.0キロ)のカットボールを振って、3打席連続空振り三振となった。

 しかし、第4打席に魅せた。8回裏、1死一塁の場面で登場すると、交代したばかりの相手投手の初球を反対方向へヒッティング。レフト線ギリギリに落ちるエンタイトルツーベースを放ち、二、三塁とチャンスを広げた。その後、申告敬遠による満塁からフリーマンのグランドスラムが飛び出し、大谷の一打で、逆転劇を呼び込んだ。

 一方、吉田は、第1打席はライトへ、第2打席はセンターへ、それぞれスタンド目前の大飛球を放ったもののフライアウトとなり、第3打席は空振り三振。9回の第4打席はセンター前ヒットでチャンスメイクした。

 試合は序盤からロースコアな展開に。ドジャースは、相手の先発ピベッタに苦戦し、5回まで2安打と沈黙。逆に、レッドソックスは5回表、メジャーリーグのオールスターでMVPに選出されたジャレン・デュランが左中間スタンドに飛び込む397フィート(121メートル)の豪快ソロホームランで先制して終盤を迎えた。

 するとドジャースは8回裏、満塁の場面でフリーマンがライトスタンドに飛び込むホームランを放って、一気に逆転に成功。そのまま9回を逃げ切ったドジャースが、4-1で試合をモノにした。
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