【写真・画像】日本最速レースで4年ぶり&“夫婦”同日優勝! 29歳実力派が“魂の”オーバーテイク「全然速さが違う」「いやー強いわ」勝利を決めた瞬間 1枚目
【映像】“加速差”段違いのオーバーテイクシーン

スーパーフォーミュラ】第4戦(決勝・7月21日/富士スピードウェイ)

 国内最速を競うスーパーフォーミュラで、坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)が、2020年第7戦以来、約4年ぶりの優勝を飾った。同日併催された女性ドライバーのレース「KYOJO CUP」では妻の斎藤愛未が勝利しており、夫婦優勝の快挙も達成。そうしたなかレース中、坪井が怒涛の追い上げを見せ、優勝を決めたオーバーテイクシーンに注目が集まっている。

【映像】“加速差”段違いのオーバーテイクシーン

 予選では、福住仁嶺(Kids com Team KCMG)がトヨタ営に移籍して初のポールポジションを獲得。レースがスタートしてからも順調なレース運びをしていたものの、ピット作業でミスがあり、大幅に後退。

 4番手スタートの坪井は、後半にタイヤ交換をする作戦を取り、28周目にピットインすると、タイヤを交換済ませたドライバーの中では4番手で復帰し、怒涛の追い上げを見せた。

 まず、アウトラップで福住をオーバーテイクすると、一気に牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)に接近。第13コーナーでインに飛び込むと、一気にオーバーテイク。さらにその勢いのままに、エンジン出力を一時的にアップさせるオーバーテイクシステム(OTS)を使用し、前を走っていた野尻智紀(TEAM MUGEN)をホームストレートで抜き去った。

 そして、実質トップを走る大湯都史樹(VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)にあっという間に追いつくと、34周目のホームストレートでは、お互いOTSを使用する激しいバトルを展開。1コーナーでは大湯がなんとかインを抑えたが、コカ・コーラコーナーに向けてお互いOTSを振り絞って加速し、横並びに。しかし、OTSの残量が少ない大湯は、これ以上OTSを使うことができず、坪井がアウトから鮮やかにオーバーテイクした。

 実質的に優勝を決めたと言っても過言ではないオーバーテイクに、「全然速さが違う」「いやー強いわ」「坪井の日」などと、視聴者もコメント欄で盛り上がっていた。

ABEMA『スーパーフォーミュラ2024』/(C)JRP)

【映像】夫婦同日優勝決めた! 坪井、圧巻オーバーテイクでトップへ! - スーパーフォーミュラ2024
【映像】夫婦同日優勝決めた! 坪井、圧巻オーバーテイクでトップへ! - スーパーフォーミュラ2024
世界最速ラリーで日本人ドライバーが見せた“紳士的な”光景 「怪我がないことを願ってたよ」WRC“ならではの”粋な瞬間