<大相撲七月場所>◇十三日目◇26日◇愛知・ドルフィンズアリーナ
土俵際の予想外の決着に客席から大歓声とため息が起こった。実況を務めた元NHKのベテラン・藤井康生アナウンサーも「(力士が)いなくなりました!」と思わず驚きの声を上げる一幕があった。
前頭九枚目・欧勝馬(鳴戸)と前頭十三枚目・北勝富士(八角)の一番。土俵際、絶好のチャンスで欧勝馬が突っ込んだものの、北勝富士がくるりと回ってかわす予想外の展開に。勢い余って欧勝馬はそのまま土俵の外へ落ちた。
立ち合い当たってから左に動いた欧勝馬。北勝富士はバランスを崩して土俵際へ。絶好のチャンスに欧勝馬はすかさず突っ込んでいったが、タイミング良く北勝富士がくるりと回転して向き直ると、欧勝馬は相手を見失ってそのまま土俵を割ってしまった。優勢の欧勝馬がまさかの展開で敗れると、客席からは大歓声のほか、「あー」とガッカリするようなため息も発生した。
予想外の結末に、ABEMAで実況を務めた藤井康生アナウンサーも思わず「あ~っと、いなくなりました!」と驚嘆。「北勝富士が振り向こうとしたら……完全に欧勝馬の相撲かなと思いましたが、勝ったのは北勝富士でした」と続け、「決まり手が非常に難しいです」と語った。
その後、決まり手がはたき込みであることがアナウンスされた。勝った北勝富士は6勝目。敗れた欧勝馬は6敗目を喫した。
絶好のチャンスから一転、惜しくも黒星を喫した欧勝馬。ABEMAで解説を務めた元前頭・鏡桜は「こういうところで星を落としているうちは上にはいけないですね」と辛口でコメントすると、「見てからまわしを取って出れば問題ないと思うんですけど」とアドバイスを送っていた。
欧勝馬が逆転負けを喫すると、視聴者からは「え?」「何だ今のは」「かわした」「くるりんぱ」「まるでコントみたい」と驚きの声が続出。「ほっくんマジック!」「1人相撲で負けたね」「居なくなりましたw」「素早い身のこなし」と注目するファンが相次いでいた。(ABEMA/大相撲チャンネル)
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