【WRC】第8戦 ラリー・ラトビア(7月18日〜21日)
WRC(世界ラリー選手権)で、フォードのグレゴワール・ミュンスターによる珍しい走行シーンが話題を呼んだ。
ラリー・ラトビアの舞台は、バルト海に面する港湾都市リエパーヤ。ここに設置されたサービスパークを中心に、4日間の競技日程中、20のSS(スペシャル・ステージ)を舞台にしてタイムが競われる。
日本時間19日の競技2日目。ある映像でプーマ・ラリー1ハイブリッドを運転するのは、ルクセンブルク出身の中堅ドライバー、ミュンスターだ。前戦ポーランドでは7位となったものの、ここラトビアの初日は10位と少々出遅れた格好になっていた。
インカー映像には、なんとか好結果を得るために助手席のコ・ドライバーと会話を交わしながら必死に運転に集中する姿が映っている。その時、ミュンスターの奥に見える運転席ドアがしっかり閉まっておらず、バタンバタンと開いたり閉まったりしている様子が映し出された。
しかし、ミュンスターはそれに構うことなく必死に前方だけを見ている。一般道走行中なら一度クルマを止めてドアを閉めたりするだろうが、当然ながら1秒を争う世界のラリーではそうはいかない。もしかしたらミュンスターは運転に集中し過ぎてドアのことに気付いてなかったかもしれない。
ラリーカーがドアを開けたまま走行する珍しいシーンであった。
(ABEMA『WRC 世界ラリー選手権 2024』/(C)WRC)