<大相撲七月場所>◇千秋楽◇28日◇愛知・ドルフィンズアリーナ
横綱・照ノ富士(伊勢ヶ濱)が3場所ぶり10度目の優勝を決めて幕を閉じた名古屋場所。結びで大関・琴櫻(佐渡ヶ嶽)に敗れ、12勝3敗で並んだ平幕の隆の勝(常盤山)との優勝決定戦となったが、最後はひとり横綱の貫禄を示した。目標としていた2桁優勝も達成。これは白鵬以来史上15人目の記録となる。長年、膝の怪我と戦ってきた照ノ富士がようやく掴んだ偉大なる記録だ。ドルフィンズアリーナ最後の本場所開催で手にした賜杯。優勝インタビューでは「名古屋で初めて優勝となりました」とインタビュアーが語ると、館内は大きな拍手に包まれ、照ノ富士は柔らかな笑顔を見せた。インタビュー全文は以下の通り。
―照ノ富士関です。おめでとうございます!
ありがとうございます。
―目標としていた10回目の優勝を果たしました。どう感じていますか?
目標を立ててやってこられてよかったと思います。
―昨日敗れている隆の勝関との優勝決定戦でしたが、どんな気持ちで臨みましたか?
やることは変わらないので、今の自分ができることをやるだけでした。それが結果に繋がってよかったと思います。
―本割で大関に敗れて決定戦が決定した時の気持ちの切り替えはいかがでしたか?
そこは全然何も変わらなかったので。何回もそういう状況で相撲を取ってきたわけですし。
―その結果、名古屋で初めての優勝となりました。どうですか?(館内が大歓声に包まれ、笑顔を見せる照ノ富士)
そうですね。名古屋場所では優勝はあるんですけど、名古屋での優勝はなかったもんで、名古屋で応援してくださっていた方達の前で1回でもいいから、そういう良い姿を見せたいという思いで頑張りました。(※照ノ富士は新型コロナ禍で両国国技館での開催となった2020年七月場所を優勝したが、名古屋の地で制するのは今回が初めて)
―目標を達成しましたが、来場所以降、横綱としてどんな相撲を見せていきたいですか?
入門してから14年間、毎日目指していた相撲が今場所ちょっとでも完成できたかなという実感はありますので、それをもっとできるように鍛えていきたいと思います。
(ABEMA/大相撲チャンネル)
■Pick Up
・キー局全落ち!“下剋上”西澤由夏アナの「意外すぎる人生」
・現役女子高生の「リアルすぎる日常」をのぞき見
・スポーツコンテンツに適したの“ライブ特化型広告”って何?