<大相撲七月場所>◇千秋楽◇28日◇愛知・ドルフィンズアリーナ
 横綱・照ノ富士(伊勢ヶ濱)が3場所ぶり10度目の優勝を決めて幕を閉じた名古屋場所。結びで大関・琴櫻(佐渡ヶ嶽)に敗れ、12勝3敗で並んだ平幕の隆の勝(常盤山)との優勝決定戦となったが、最後はひとり横綱の貫禄を示した。目標としていた2桁優勝も達成。これは白鵬以来史上15人目の記録となる。長年、膝の怪我と戦ってきた照ノ富士がようやく掴んだ偉大なる記録だ。ドルフィンズアリーナ最後の本場所開催で手にした賜杯。優勝インタビューでは「名古屋で初めて優勝となりました」とインタビュアーが語ると、館内は大きな拍手に包まれ、照ノ富士は柔らかな笑顔を見せた。インタビュー全文は以下の通り。