将棋の伊藤園お〜いお茶杯王位戦七番勝負第3局は7月31日、挑戦者の渡辺明九段(40)が前日に封じた44手目が開封され、午前9時すぎに藤井聡太王位(竜王、名人、王座、棋王、王将、棋聖、22)の手番で再開された。
防衛5連覇で「永世王位」資格獲得を目指す藤井王位に、タイトル奪取を狙う渡辺九段が挑戦する“真夏の七番勝負”第3戦。シリーズは両者1勝1敗で推移している。また、19日に誕生日を迎えた藤井王位にとっては、22歳初陣を白星で飾ることができるか大きなにも注目を集めている。
徳島市の料亭「渭水苑」を舞台に行われている第3局は、藤井王位の先手で得意の角換わりの出だしに。渡辺九段も後手番ながら積極的な動きを見せ前例のない将棋へと展開すると、藤井王位は31手目に公式戦で自身最長となる3時間10分を投入する大長考に沈んだ。
迫力の長考を経て、藤井王位はこの一局にどのような構想を描いているのか。激戦が見込まれる対局2日目の進行から目が離せない。
持ち時間は各8時間。
(ABEMA/将棋チャンネルより)