7月30日にZOZOマリンスタジアムで行われた千葉ロッテマリーンズ対埼玉西武ライオンズの一戦で、ロッテ・小川龍成が披露した“劇的すぎるサヨナラバントヒット”が野球ファンの間で話題となっている。
6-6の同点で迎えたこの試合の9回裏。ロッテはこの回からマウンドに上った西武の4番手・アブレイユを攻め、2死ながら満塁とサヨナラの好機に。打席に立った8番・小川は、アブレイユの投じた初球、外角高めのストレートにバットを出し、まさかのセーフティバント。 慌ててサードの山村崇嘉が前進し、処理に当たるも、アウトを焦ったのかグラブで打球を弾いてしまい、その間に三塁走者の佐藤都志也が生還。ロッテは“まさかのセーフティバント”で、劇的なサヨナラ勝ちを収め、ベンチの吉井理人監督も、思わず笑顔でガッツポーズする姿を披露した。
なんとも珍しい形でのサヨナラ勝利に、野球解説者の五十嵐亮太氏は、8月2日放送の『バズ！パ・リーグ』（ABEMA）に出演した際に「絶妙ですね。ホームはまず間に合わないのでファーストでってところだったんだと思うんですけど、やっぱり守ってる方はサヨナラのプレッシャーもありますよね」とコメントしつつ「ピッチャーの前に行けば、白けたセーフティで終わる可能性もあるので、よくやりましたね」と称賛した。
また、ネット上の野球ファンからは「ここまで感情を表す吉井監督も珍しい！小川よくやったよ！」「吉井さんめっちゃ嬉しそうwwww」「吉井監督が選手たちに求めてる考える力を体現してるおがりゅ。今シーズン誰よりもこれまでの自分を超えていってる」「チャンスは1回だけ。構えて投球がボールになったり、ファールになれば2度とできない。究極のワンチャンを決めたのが凄すぎる」「小川からはオフシーズンに自分に出来ることを沢山考えて沢山練習したんだろうなってのが良く伝わる」「バントに対する自信すごいな！ツーアウト満塁でサヨナラの場面で決める度胸も凄い！」といった絶賛の声が相次いでいる。
（ABEMA『バズ！パ・リーグ』）
