22歳と53歳のスター棋士が声と表情を合わせて驚きを表した。将棋界の早指し団体戦「ABEMAトーナメント2024」本戦トーナメント1回戦・第1試合、チーム藤井 対 チーム渡辺の模様が8月3日に放送された。第1局の終盤では、チーム藤井・青嶋未来六段（29）の奮闘に藤井聡太竜王・名人（王位、王座、棋王、王将、棋聖、22）と羽生善治九段（53）が「えーー！！」と絶叫。何とも可愛らしい表情に、ファンからは「怖いハモり」「神々のシンクロ」の声が寄せられた。
第1局はチーム藤井のリードオフマン・青嶋六段が出陣。チーム渡辺からは、いきなりリーダーの渡辺明九段（40）が登場した。注目の一戦は、先手の青島六段が向かい飛車を採用。渡辺九段は居飛車で応じ、対抗形の相穴熊の戦いとなった。先に抜け出したのは青嶋六段。しかし中盤は逆に渡辺九段が盛り返し、じりじりとした進行となった。
その後、後手の受けにほころびが見えたところで青嶋六段がラッシュ！青嶋六段が▲3一金と重量級の一手で後手陣へとプレッシャーをかけると、控室から対局を見守っていた藤井竜王・名人と羽生九段が「えーー！！」と絶叫。完全に一致した発生と驚きの表情に、ファンからは「ハモる神々」「怖いハモり」「神々のシンクロ」「はもってるー」の声が寄せられていた。
最終盤には逆転を許しかねない瞬間もあったが、そのまま寄せ切り勝利。チーム藤井の充実ぶりと仲の良さが垣間見れた一局となった。
◆ABEMAトーナメント2024 第1、2回が個人戦、第3回から団体戦になり今回が7回目の開催。ドラフト会議にリーダー棋士11人が参加し、2人ずつを指名、3人1組のチームを作る。残り1チームは指名漏れした棋士が3つに分かれたトーナメントを実施し、勝ち抜いた3人が「エントリーチーム」として参加、全12チームで行われる。予選リーグは3チームずつ4リーグに分かれ、上位2チームが本戦トーナメントに進出する。試合は全て5本先取の9本勝負で行われ、対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行われる。優勝賞金は1000万円。
（ABEMA／将棋チャンネルより）
