【WRC】第9戦 ラリー・フィンランド(8月1日〜4日/デイ2=2日)
舞台をフィンランドに移した世界最高峰のラリーで、現在ドライバーズランキング3位の名手オィット・タナックが派手なクラッシュに見舞われた。
【映像】あわや大惨事!転覆クラッシュの瞬間
「ラリー・フィンランド」の開催地は、フィンランド中部ユヴァスキュラがベース。デイ2は、森林地帯に設置されたSS(スペシャル・ステージ)を駆け抜ける高速コースがメインとなっている。
ヒョンデ・シェル・モービスWRTのタナックはデイ1を終えた時点で3位。デイ2でも勢いそのままにSS3を攻めていた。しかしこの日の天候は雨、濡れた路面を疾走していたヒョンデi20 N ラリー1ハイブリッドは、瞬間的にグリップを失ってしまい、車体が左へ回転。そのままコースアウトしてしまう。
車載カメラには、車体がひっくり返って転覆し、ガラスがひび割れるショッキングなシーンが映し出されている。マシンはコースから1~2メートルほど落下しており、解説で全日本ラリー選手権でコ・ドライバー経験もある小坂典嵩氏も「クラッシュしてクルマがゴロっとひっくり返った。結局リタイアになってしまった」と言及した。
なお、コ・ドライバーは検査のために病院搬送されたものの、無事とのことで、チーム関係者、ファンにとってもひと安心となった。
(ABEMA『WRC 世界ラリー選手権 2024』/(C)WRC)