昨日、8月5日(日本時間6日)も34号ソロを放ち、史上初の“リーグをまたいでの2年連続本塁打王”にまい進するドジャースの大谷翔平投手。そんな大谷のパワーは、両リーグのライバルと比較しても上をいく桁外れのものだった。
現在、リーグトップの打率.309、リーグトップの34本塁打、リーグ2位の81打点と91年ぶりのナ・リーグ三冠王も狙えるほどの成績を残している大谷。3日(同4日)の試合では自身初の1試合3盗塁をマークし今季31盗塁に到達。メジャー日本人選手初の「30本塁打30盗塁」(通称「30-30クラブ」)を達成するなど、移籍1年目にして圧倒的な存在感を放っている。
その大谷のライバルといえば、ヤンキースの主砲、ジャッジだろう。大谷がMLB史上初の“投打ダブルでの規定到達”を果たした2022年に、ア・リーグ新記録となる62本塁打を放ち大谷を抑えてMVPを獲得した稀代のスラッガーだ。ジャッジは今季もすでに41本塁打。打点も103で本塁打と打点でリーグトップを独走している。
もう一人、大谷と同じナ・リーグで激しいタイトル争いを繰り広げるライバルがブレーブスのDHオズナだ。昨季40本塁打100打点を記録したオズナは今季ここまで大谷に次ぐ32本塁打を放っており、打点は86で大谷に5点差をつけリーグトップ。大谷の三冠王の前に立ちはだかる存在となっている。
だが、本塁打の醍醐味である「飛距離」で比較すると大谷がジャッジ、オズナを上回るのをご存知だろうか。今季の本塁打で比較したデータは以下の通り。
大谷翔平 本塁打数34 平均飛距離127.2m 135m以上の本塁打数9
ジャッジ 本塁打数41 平均飛距離126.5m 135m以上の本塁打数7
オズナ 本塁打数32 平均飛距離125.3m 135m以上の本塁打数1
3人の中で本塁打の平均飛距離が最も長いのは大谷の127.2メートル。また、135メートル以上の本塁打数を見ても大谷がトップだ。両リーグを代表するスラッガーと比べてもいずれも勝っているのだから、いかに大谷の“飛ばす力”が傑出しているのがわかる。本塁打を打った際に打球方向を見上げながらゆっくり歩き出す“確信歩き”が大谷の代名詞だが、打った瞬間それとわかる本塁打が多いのを裏付けるようなデータと言えるだろう。
直近でも、7月27日(同28日)の今季32号は、敵地ミニッツメイド・パークのライトアッパーデッキのさらに上に達する140.5メートルの特大弾。7月21日(同22日)に放った4年連続となる30号は、あと少しで本拠地ドジャー・スタジアムの場外に飛び出そうかという144.2メートル弾だった。いずれも何度でも見たい“確信アーチ”だ。
大谷は5日(同6日)の試合でも試合を決定づける34号を放っている。史上初となるリーグをまたいでの2年連続本塁打王、MLBでもこの50年間で1人しか出ていない三冠王が現実味を帯びてくるなか、飛距離でも他の打者を凌駕するという、とんでもないことを大谷は続けている。
※日本時間2024年8月6日終了時点のデータ(協力:データスタジアム)
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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