【WRC】第9戦 ラリー・フィンランド(8月1日〜4日/デイ3=3日)
シーズン屈指の超高速グラベルで、地元出身で優勝経験もあるヒョンデのエサペッカ・ラッピがマシンを破損。競技初日からアクシデントが続出したラリー・フィンランドを象徴する場面に驚きと心配の声が続々と集まった。
午前中から雨に見舞われたデイ3。最終ステージのSS16「オウニンポウヤ」走行開始時には雨は上がっていたものの、路面コンディションはあまりよくない状態だった。狭い林道のなかをゆるいコーナーが続く高速ステージということで、難易度は高いが、各ドライバーの腕の見せどころでもある。
しかし、2番手でスタートして途中まで快走していたはずのラッピのマシンがコース脇にストップ。リプレイでは走行中に突如、右側から吹き飛んできた何らかのパーツがマシンの前を通過する様子が映しされた。
視聴者からも「何か飛んだw」「タイヤバーストした?」「なんか外れた」「パンク?」「エアロパーツ?」「ひっかけた?」「よく走れてるなこれ」など、心配と驚きのコメントが書き込まれた。
状況を確認した実況陣によれば、どうやらラッピのマシンは、右フロントタイヤをバーストさせてしまったという。しかし、すぐさまマシンをコース脇にとめると、わずか1~2分の間にタイヤを交換して、走行を再開した様子だ。
走行後のラッピ自身も、「タイヤを覆っていた部分が飛んでしまった。タイヤを交換してコースインしたが、その後すごく遅くなってしまった」と語っている。