【WRC】第9戦 ラリー・フィンランド(8月3日/デイ3)
高速グラベル(未舗装路)ステージを舞台に、フォードのアドリアン・フルモーが激走。フィニッシュ後にコックピットで見せた笑顔が、WRCファンや視聴者に反響を呼んだ。
競技3日目のSS16「オウニンポウヤ」はフィンランド伝統のステージ。森林のなかに設置された緩いコーナーを駆け抜けていくコースだが、道幅が狭いうえに、この日は雨上がりで若干湿り気もある難しい路面コンディションだった。
しかし、ここフィンランドはフルモーにとって相性がいいらしく、デイ2を終えた時点で総合5位と好調。SS16でも全開で木立の間を激走していく。途中、ジャンプスポットでは豪快な大ジャンプを見せ、高速コーナーではコースアウトしそうなほど速度を乗せていく、まるで頭のネジがぶっ飛んでいるかのような攻めの走りであった。
激しい走りの一方、車載カメラでは華麗なステアリング捌きを見せており、このフルモーの走り対して、「コックピット視点いいな 臨場感ある」、「怖さわかるアングル」、「セガラリーでこの視点でやってた」、「ステアリング操作が凄い」など驚きと称賛のコメントが殺到した。
最終的にSS16をその時点でトップだったサミ・パヤリ(トヨタ)から5秒遅れでフィニッシュすると、助手席のコ・ドライバーと会話をしながら笑顔を見せている。インタビューに対しては、「常軌を逸したステージだったよ。信じられないようなSSだった。言葉で表現するのは難しいが、どうしてもスピードが出てしまうので、コントロールするのが難しかった」と振り返り、口では難しいと言いながらも楽しんでいたことがコメントから溢れ出ていた。
(ABEMA『WRC 世界ラリー選手権 2024』/(C)WRC)
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