映画「ルパン三世 カリオストロの城」は、ルパン(CV:山田康雄)と銭形警部(CV:納谷悟朗)が共闘する展開が熱い!ルパンの操縦するオートジャイロに銭形が飛び乗って敵を撒くシーンは爽快感たっぷりだが、冷静に考えると、“とっつぁん”の身体能力がすごすぎる……!?
アニメ「ルパン三世」シリーズは、神出鬼没の大泥棒ルパン三世とその仲間たちの活躍を描いたモンキー・パンチ氏による漫画が原作。1979年に公開された劇場版第2弾「ルパン三世 カリオストロの城」は、ゴート札と呼ばれる偽札の秘密を探るため、カリオストロ公国へやってきたルパンが繰り広げる冒険活劇だ。同映画は宮崎駿氏の映画初監督作としても知られ、シリーズ屈指の人気を誇っている。
銭形警部は、インターポールのルパン三世専任捜査官で、ルパン逮捕に執念を燃やしている……のだが、「ルパン三世 カリオストロの城」では様子が少々違う。ルパンを追ってカリオストロ公国に駆け付けた銭形は、カリオストロ伯爵(CV:石田太郎)の罠にはまり、ルパンと一時手を組むことになるのだ。
2人は協力して伯爵の差し向けた暗殺者と戦い、城の地下から脱出する。そして、オートジャイロの奪取に見事成功。銭形は追手と肉弾戦を繰り広げた後、ルパンが操縦するオートジャイロに飛び乗って逃げていった。
いつもは敵対する2人が共闘する展開は、問答無用でグッとくるものだ。一時休戦といっても決して馴れ合うことなく、銭形が「脱出した後には必ずお前を逮捕するからな」と宣言し、ルパンの握手を拒んでいるのがまた良い。ルパンと銭形が一緒になって敵と戦うというのも「ルパン三世 カリオストロの城」の物語の大きな魅力のひとつだ。
ただ、銭形が生身のままオートジャイロにしがみつき、よじ登っていったのは、冷静に考えたら身体能力がすごすぎる!?しかし、インターポールの捜査官として、何度も死線をくぐってきたのだ。ルパンという相手が悪すぎるだけで、銭形もまた常人とかけ離れたフィジカルエリートであることが再確認できるシーンと言えるのかもしれない……。
原作:モンキー・パンチ(C)TMS