時と場合によっては、長く伝えられた格言を破ってでも活路を見つけ出すのがトップ棋士だ。将棋界の早指し団体戦「ABEMAトーナメント2024」本戦トーナメント1回戦・第2試合、チーム永瀬 対 エントリーチームの模様が8月10日に放送された。第1局は、チーム永瀬のレジェンド森内俊之九段(53)が、激戦となった終盤、玉の真横に飛車を配置する一手から一気に勝負をつけることに。「玉飛接近すべからず」という格言をもろともせず、鮮やかな勝利を収めた。