【写真・画像】「195キロ!」世界最速ラリー車の限界加速に実況呆然 “曲がりながら飛ぶ”異次元の「ジャンピングドリフト」 1枚目
【映像】現役復帰で全開→ハーフスピンの瞬間

WRC】第9戦 ラリー・フィンランド(8月3日/デイ3)

 世界最高峰のラリーで、往年の名ドライバーで現在はトヨタ(トヨタ・ガズー・レーシングWRT)のチーム監督を務めるレジェンドが現役復帰。現役時代さながらに攻め、ハーフスピンする激走ぶりが話題を呼んだ。

【映像】現役復帰で全開→ハーフスピンの瞬間

 現在トヨタチームの監督を務めているヤリ-マティ・ラトバラは、フィンランド出身の元WRCドライバー。現役時代はトヨタのワークスドライバーとしても活躍し、WRC最多出走記録210戦という記録の持ち主でもある。

 2021年からトヨタのチーム代表として活躍しているラトバラだが、ここフィンランドは地元で、現役時代に優勝を飾った地でもある。本人の希望もあって、昨年に続き2024年もドライバーとして出場を果たすことになり、マシンはWRC2カテゴリーのGRヤリスだったものの、多くのファンや関係者の注目を集めた。

 競技3日目デイ3のSS16では、高速コーナーやジャンプスポットでもほとんどバランスを崩さず、おさえ気味に走る姿を見せ、レジェンドの貫禄を感じさせた。しかしリプレイでは、コース途中の左コーナーでハーフスピンを喫していた様子が映像が映し出される。

 フィニッシュ後のインタビューでは、「私がドジをしてしまった。下りでスピードを出し過ぎてしまい、ブレーキが遅く、スピンをしてしまった」と答えている。現役時代はオーバースピード気味でコーナーへ突っ込み、ハードブレーキをかける豪快なドリフトを得意としていたラトバラだったが、39歳になった今も往時の魂は健在であったとでもいうべきか。

 自らステアリングを握ってマシンの具合やコース状況を確かめる意気込みはもちろん、その走りのハッスルぶりや攻めの心意気は、チームスタッフや現役ドライバーらを発奮させるものであったに違いない。

ABEMA『WRC 世界ラリー選手権 2024』/(C)WRC)

【映像】総合トップのロバンペラ SS19でクラッシュ 母国優勝逃す
【映像】総合トップのロバンペラ SS19でクラッシュ 母国優勝逃す
ちょボンネットが! 視界ゼロでラリー車が激走する“まさかの”光景 「漫画みたいw」「これで運転できゃうんだから」ファン騒然