ひとすくいのスープを口に運ぶや、目をうっとりさせ、唇をぺろり……。頬を赤らめ、体を震わせんばかりの恍惚の表情を浮かべた少女はしかし、次の瞬間こう呟いた。「これ……毒です」。アニメ「薬屋のひとりごと」でよく知られるこのセリフは第6話に登場する。「猫猫というキャラを象徴するシーン」と言われる印象的な姿だ。
【映像】毒に陶酔…からの「これ、毒です」(13分1秒ごろ〜)
アニメ「薬屋のひとりごと」は、日向夏氏によるライトノベルが原作。コミカライズもされ、シリーズ累計3300万部を突破している。主人公は、花街の薬師だった少女の猫猫(CV:悠木碧)。後宮で“毒見役”として働くことになった猫猫が、美形の宦官・壬氏(CV:大塚剛央)とともに事件を解決する謎解きエンターテインメントだ。2025年には第2期が放送されることが決定している。
壬氏に帝の寵妃の毒見役に取り立てられた猫猫は、もともと薬師をしていた毒と薬に異常に執着を持つ変わった少女。ドライな性格で、普段はけだるげな様子を見せることも多いが、毒や薬が関わると豊富な知識と深い洞察力で物事を解決していく。
アニメ第6話では、園遊会の場で猫猫が料理に毒が盛られていることを身を挺して明らかにする場面があった。帝や寵妃たちが口にする料理を配膳の前に毒見する猫猫。武官たちが見守る中、落ち着いた様子で次々と料理を口に運ぶが、スープを飲んだ途端目をトロンとさせ舌なめずりする。恍惚とした表情に見ていた武官の李白(CV:赤羽根健治)は「どれだけ美味いんだ!?」と目を見張ったが、猫猫は我に返ると口元をぬぐいながら「これ、毒です」と淡々と言い放ったのだった。
毒に対する耐性があるばかりか稀代の毒好きである猫猫がその才覚を発揮した名場面に、放送当時「猫猫というキャラを象徴するシーン」「台詞痺れた!」「最高にかっこいいし綺麗」と絶賛の声が続出した。
同シーンはアニメのPVでも使われていたためこのセリフを知っていた人も多かったようで、「これ毒ですきたー!」「屈指の名シーンが見られて大満足」「今回はこれを見たかったまであるw」といった声も。また猫猫役の声優・悠木碧がセリフをPV版とアニメ版で演じ分けられていることにも注目が集まり、ネット上では「こだわりが凄い……」「結構違う演技」と驚くファンも多くいた。
(C)日向夏・イマジカインフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会
アニメ『薬屋のひとりごと』放送回一覧(動画リンクつき)
話数 | サブタイトル(タップで動画へ) | 見どころ |
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1 | 猫猫 | 猫猫の正義感が幼子を救う |
2 | 無愛想な薬師 | 媚薬の出来はバッチリ!? |
3 | 幽霊騒動 | 奇行の裏の真実に気づく猫猫 |
4 | 恫喝 | ガチギレ猫猫のマジビンタ! |
5 | 暗躍 | そばかすを落とした猫猫の顔 |
6 | 園遊会 | 「これ、毒です」猫猫が本領発揮 |
7 | 里帰り | 高順の前で素が出てしまう壬氏 |
8 | 麦稈 | 「一夜の対価」に壬氏、硬直 |
9 | 自殺か他殺か | 猫猫の死生観、壬氏の懊悩 |
10 | 蜂蜜 | 変態に追い詰められる猫猫 |
11 | 二つを一つに | 阿多妃の過去が明らかに |
12 | 宦官と妓女 | 猫猫、指先だけならお触りOK |
13 | 外廷勤務 | 官女とのドロドロバトル |
14 | 新しい淑妃 | 「女の園の秘術」を教授 |
15 | 膾 | 曲者な軍師・羅漢が来た! |
16 | 鉛 | 鍵の開かないタンスの謎 |
17 | 街歩き | 妓女の価値を下げる方法 |
18 | 羅漢 | 猫猫と羅漢の関係が明らかに |
19 | 偶然か必然か | 命を守るため、猫猫が走る |
20 | 曼荼羅華 | 壬氏が飲む薬の効果 |
21 | 身請け作戦 | 隙あらば嫉妬する壬氏 |
22 | 青い薔薇 | 羅漢の目に映る人々 |
23 | 鳳仙花と片喰 | 妓女・鳳仙と羅漢の悲恋 |
24 | 壬氏と猫猫 | 壬氏の頭突きを食らう猫猫 |
・無料でみられる「薬屋のひとりごと」エピソード・見逃し配信一覧