【MLB】カージナルス 1-2 ドジャース(8月18日・日本時間19日/セントルイス)
「1番DH」で先発出場した大谷翔平投手が2試合連続の39号先制ホームランを放ち、ドジャースが2‐1で勝利したこの試合。カージナルスに所属するラーズ・ヌートバー外野手も8回裏に代打で登場し、今季第8号を放った。WBCでチームメイトだったふたりの「侍アベック弾」にセントルイスのファンはもちろん、日本のファンも沸いた。
最初に魅せてくれたのは大谷だ。5回表、1死ランナー無しで打席に立つと、カージナルス先発のグレイの投じた初球のカーブをフルスイング。打球角度22度と低めの射出角度で飛び出した一打は打球速度113.5マイル(約182キロ)、飛距離396フィート(約120・7メートル)の弾丸ライナーでライト後方のブルペンに着弾する先制アーチになった。
この一発に、ヌートバーもバットで応える。この日はスタメンを外れたが、2点ビハインドの8回裏1死ランナー無しの場面で代打で登場。ドジャースの3番手ハドソンの投じた初球のストレートを振り抜くと、打球は大谷と同じく弾丸ライナーでライト後方のブルペンへと突き刺さる。打球速度は109.3マイル(約175.9キロ)、飛距離は409フィート(約124.7メートル)、打球角度は21度と大谷が放った一発と酷似する弾丸ライナーの今季8号弾だ。
敵味方に分かれているとはいえ、侍ジャパンの世界一に貢献したふたりの侍によるアベックアーチには日本のファンも歓喜。SNS上は「ヌートバー、大谷さんとほぼ同じところにホームラン!」「大谷とヌートバーのホームランとか最高」「大谷とヌートバーの共演ホームランきたーー」「ヌートバーに打たれるのなら許せる」といった祝福のコメントで溢れた。
今季は試合開始時点で71試合に出場し、打率.227、7本塁打、23打点、5盗塁と本来の実力を発揮できているとは言えないヌートバーだが、盟友との本塁打競演を飛躍のキッカケにできるか――。レギュラーシーズンはもちろん、プレーオフの舞台でも再びの「侍ジャパン競演」を願うファンは多いはずだ。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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