将棋の藤井聡太王位(竜王、名人、王座、棋王、王将、棋聖、22)に渡辺明九段(40)が挑戦する伊藤園お~いお茶杯第65期王位戦七番勝負第4局は8月20日、佐賀県唐津市の「洋々閣」で2日目の対局を行っている。注目の一戦は、藤井王位が優位に立ち白熱の終盤戦へ。強い踏み込みからこのまま勝利へ突き進むのか、今後の展開から目が離せない。
前日に渡辺九段が封じた43手目の開封から再開された第4局2日目。藤井王位は超強気の猛攻で挑戦者に迫っている。渡辺九段は構想の段階でわずかに誤算があったか、中盤以降はやや苦し気な表情が目立つように。一方の藤井王位は、伸び伸びと自然な攻めの手を重ねてリードを拡大させている。
ABEMAの中継で解説を務める佐藤紳哉七段(46)は、「アクセル全開の踏み込み」と藤井王位の手順を評価。「藤井王位は寄せの構図をどのように描いているのか。寄せ方は簡単ではないので、渡辺九段にもチャンスが出てくるかも」と最終盤に向けて期待を寄せていた。このまま藤井王位が勝利へ突き進むのか、苦しい時間が続く渡辺九段が反撃の道筋を見出すのか、注目だ。
持ち時間は各8時間。
【午後4時時点での残り持ち時間】
▲渡辺明九段 1時間17分(消費6時間43分)
△藤井聡太王位 1時間35分(消費6時間25分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)