【写真・画像】「度胸エグw」冷えたタイヤで“一発”勝負 「外側からいった!」圧巻のブレーキングバトル…一瞬で抜き返す瞬間 1枚目
【映像】衝撃スピンであわや接触の瞬間

スーパーフォーミュラ】第5戦(決勝・8月25日/モビリティリゾートもてぎ)

 国内最高峰のトップフォーミュラ、レース中盤からがトップを守り続けた太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が、チームメイトの牧野任祐と激しいバトルの末、残り1週で単独スピンを喫し、無念のリタイアとなったシーンにサーキットは騒然となった。

【映像】残り1周で無念…衝撃スピンの瞬間

 予選1番手の山下健太(KONDO RACING)に約0.1秒差に迫る僅差で2番手となった太田は、決勝でもスタートを決め、ピットストップが可能になった10周目でタイヤ交換を済ませ、山下をアンダーカットすることに成功すると、後続を引き離して走り続け、このままトップでゴールするかと思われた。

 しかし、後半23周目でタイヤ交換したチームメイトの牧野が、フレッシュタイヤを活かして徐々に詰め寄り、35周目でようやく太田の背後を捕える。

 お互いに一時的に出力を上げるオーバーテイクシステム(OTS)を1周丸々使い切る激しい攻防を見せ、どちらも引かないバトルに観客も白熱。牧野は何度も太田の横に顔を覗かせるが、結局オーバーテイクできず。

 そのままファイナルラップに入り、太田が優勝するかと思われたが、なんと太田は90度コーナーであえなく単独スピンを喫してしまった。追いかけていた牧野も太田に追突しそうになったものの上手く避け、牧野はそのまま太田を抜き去ってトップでチェッカーを受けた。

 ファンは同チームでの熱いバトルと急展開の結末に湧いたが、DOCOMO TEAM DANDELION RACINGを応援する観客は悲喜交々の表情を見せていた。太田のタオルを持っていた子どものファンはこの結果に号泣。ABEMAの視聴者も、牧野の優勝を讃えながらも「せっかくのバトルが」「これは辛いわ」と太田のリタイアを嘆く声も多く聞かれた。

(ABEMA『スーパーフォーミュラ2024』/(C)JRP)

【映像】残り1周で無念…チームメイト同士の壮絶バトルで衝撃スピンの瞬間
【映像】残り1周で無念…チームメイト同士の壮絶バトルで衝撃スピンの瞬間
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