もはや敵も味方も関係ないほどのインパクトを残す圧勝劇だ。将棋界の早指し団体戦「ABEMAトーナメント2024」本戦トーナメント準決勝・第1試合、チーム藤井 対 チーム永瀬の模様が8月31日に放送された。第6局では藤井聡太竜王・名人(王位、王座、棋王、王将、棋聖、22)が登場。増田康宏八段(26)を相手に78手で完勝したが、この内容にチームメイトの羽生善治九段(53)は難所と思われた場面に「1秒も考えていない」と笑ってしまったほど。八冠独占は崩れたとはいえ、七冠保持者の強さをまざまざと見せつけることになった。