「週刊少年ジャンプ」で連載され、現在単行本が11巻まで発売されている「チェンソーマン」(作・藤本タツキ)は、2022年7月13日から原作第二部が「少年ジャンプ+」にて連載開始、2022年10月よりTVアニメの放送が予定されている人気作です。本記事では「チェンソーマン」作者である藤本タツキ氏のプロフィールや過去作品についてなど紹介します。
目次
- 「チェンソーマン」作者・藤本タツキ氏のプロフィールと経歴は?
- 「チェンソーマン」作者・藤本タツキ氏はどんな人?
- 「チェンソーマン」作者・藤本タツキ氏の作品は?
- 「チェンソーマン」作者・藤本タツキ氏はTwitterをやっている?
- 「チェンソーマン」作者・藤本タツキ氏は女性?男性?
- 「チェンソーマン」作者・藤本タツキ氏まとめ
「チェンソーマン」作者・藤本タツキ氏のプロフィールと経歴は?
秋田県にかほ市出身の藤本タツキ氏は1992年生まれで、2022年現在の年齢は30歳となります。幼少期は自然豊かな環境で育ち、秋田県立仁賀保高等学校を卒業後は、東北芸術工科大学美術家洋画コースに入学して油絵を学びます。
17歳のとき漫画賞に短編作品「庭には二羽ニワトリがいた。」を投稿したことがきっかけで、「チェンソーマン」の担当編集となる林士平氏と出会い、タッグを組んで数多くのネームを手がけていくことに。大学在学中、第9回「クラウン新人漫画賞」に応募した「恋は盲目」が佳作を受賞したことで、同作が2014年に「ジャンプSQ.」に掲載され商業誌デビューを果たします。
その後「ジャンプSQ.」での連載作品用として連載デビュー作となる「ファイアパンチ」を準備するも、最終的に2016年から「少年ジャンプ+」での連載がスタートしました。第1話公開後にSNS上で話題を呼び、「少年ジャンプ+」とともに多くの漫画ファンの注目を集めます。
「ファイアパンチ」の担当編集であった林氏が「週刊少年ジャンプ」編集部へ異動したことに伴い、「週刊少年ジャンプ」2019年1号から「チェンソーマン」の連載がスタート。2021年2号までの間に、第1部が描かれ単行本も11巻発売されるヒット作となりました。
「チェンソーマン」第1部連載終了後も、「少年ジャンプ+」にて「ルックバック」「さよなら絵梨」といった読み切り短編を発表していき、公開とともにSNS上で大きな話題を呼びました。独自の世界観によって描かれる藤本タツキ作品ですが、油絵ではなく漫画の世界を選んだのは「自分の感性をよりストレートに出せると思ったから」とのこと。
「チェンソーマン」作者・藤本タツキ氏はどんな人?
藤本タツキ氏の担当編集になったばかりのころの林氏は、メールと電話とのやり取りを重ねていきますが、2012年の1月1日の深夜1時ごろにネームを送ってきた藤本氏に対して「元旦になってすぐに完成したネームを送ってくる、随分とやる気にあふれた作家だな」と思ったそうです。また「荒くても気にせず作品を送ってくる人で、たくさん描く新人作家だった」とも林氏は語っています。
非常にストイックに作品を手掛ける漫画家としての一面もありますが、林氏を驚かせたのが「ながやま こはる」名義のTwitterアカウントに関して。「ファイアパンチ」の連載直前にそのTwitterアカウントを見つけた林氏は「藤本くんの関係をうたっているやばいファンがいる」と、訴えることも視野に入れて真剣に相談したところ、藤本タツキ氏から「それ僕です」と切り出され、林氏は「めちゃくちゃ動揺した」とのこと。
自身の名義ではなく、妹を名乗るTwitterアカウントを自作していた藤本タツキ氏のやばい一面が垣間見られるエピソードです。
また、藤本タツキ氏は人気配信者の加藤純一氏の視聴者(通称・衛門)なのでは? という噂もWEB上に散見されており、「チェンソーマン」の本編中の描写から衛門であることを考察するファンも一定数存在します。
「チェンソーマン」作者・藤本タツキ氏の作品は?
藤本タツキ氏が手がけた連載作品は「ファイアパンチ」(単行本全8巻)、「チェンソーマン」(2022年7月現在単行本11巻)の2作となっており、そのほかは読み切り作品となっています。読み切り作品は「藤本タツキ短編集 17-21」「藤本タツキ短編集 22-26」にまとめられているほか、「ルックバック」が単行本として発売されています。短編集に掲載されている藤本タツキ氏の読み切り作品は、下記の通りです。
「藤本タツキ短編集 17-21」掲載読み切り作品
・「庭には二羽ニワトリがいた。」(漫画賞初投稿作品)
・「佐々木くんが銃弾止めた」((第5回「クラウン新人漫画賞」審査員特別賞受賞作品)
・「恋は盲目」(第9回「クラウン新人漫画賞」佳作受賞作品)
・「シカク」
「藤本タツキ短編集 22-26」掲載読み切り作品
・「人魚ラプソディ」
・「目が覚めたら女の子になっていた病」
・「予言のナユタ」
・「妹の姉」
「チェンソーマン」の原作二部は2022年7月13日から「少年ジャンプ+」にて連載中で、漫画ファンの注目を集めています。
「チェンソーマン」作者・藤本タツキ氏はTwitterをやっている?
藤本タツキ氏の名義ではTwitterをやっていないものの、先述の通り藤本タツキ氏の妹という体の「ながやま こはる」名義のTwitterアカウントを本人が運営していることが明らかになっています。小学3年生の女の子で授業によってTwitterのアカウントを作ったということで、「ファイアパンチ」と「チェンソーマン」が好きという設定です。
Twitter上でも「ながやま こはるさんの中の人は、実は藤本タツキ先生らしいですよ。みなさんきっと驚かれたはず」「藤本タツキのヤバいところ、小学3年生の妹のながやま こはるって設定でTwitterアカウント作ってるってのに集約されてるからな」「ながやまこはるのお兄ちゃん、チェンソーマン第二部の前に長編読切作品を2つも出すのやばい」と、驚きとともにファンにも認知されています。
「チェンソーマン」作者・藤本タツキ氏は女性?男性?
藤本タツキ氏は漫画家になってから顔出しはしていません。しかし、単行本のカバーに幼少期のころの写真が掲載されたことやニコニコ動画に藤本氏がアップしたとされる実写動画があることから、女性ではなく男性であると言われています。
また、「週刊少年ジャンプ」公式YouTubeチャンネルで『地獄楽』(作・賀来ゆうじ)の打ち首執行人・山田浅ェ門 佐切を藤本氏が描く企画動画では、顔出しこそしていないものの線画を描く藤本氏の腕が映し出されています。腕の太さや体格から男性であることはほぼ確実であると言えるでしょう。
「チェンソーマン」作者・藤本タツキ氏まとめ
秋田県にかほ市出身で1992年生まれである藤本タツキ氏は、漫画賞への投稿を経て「ファイアパンチ」で連載デビューを果たし、「チェンソーマン」を手がけています。読み切り作品もSNS上で話題を呼んでいますが、自身の妹という設定のTwitterアカウントを手がけるなど、作者自身の常人離れしたエピソードでも人を惹き付けています。
2022年10月放送開始のTVアニメの前に、藤本タツキ氏が手掛ける漫画を読んでみてはいかがでしょうか。
(C)藤本タツキ/集英社・MAPPA