前人未到の43本塁打43盗塁という偉業を達成したドジャースの大谷翔平投手。強打者ゆえに厳しいコースを攻められることも多く、死球を受けヒヤリとする場面も少なくない。
直近では8月25日(同26日)のレイズ戦でラブレディが大谷の左手首付近に死球を当てたことがきっかけとなりXには非難の声が殺到、アカウントを削除する事態に発展した。さらに8月30日(同31日)のダイヤモンドバックス戦でも2回に昨季手術を施した右肘に死球を受け、中継を視聴していたファンからも「ホントやめて…」「これはアカンやろ…」「Xに押しかけるのはやめて」という声があがっていた。
大谷への死球が最近多くなってきているという印象を受けるファンも多くいたが、今季の大谷が受けた死球は9月1日(同2日)時点で5つであり、リーグトップが16個であることを考えるとかなり少ない。また、死球を受けた割合を見ても同日時点でわずか0.8%で、これはMLB全体の平均1.1%よりも低いという結果が出ている。
大谷の死球は、実は印象よりも多くないといえるだろう。とはいえ、今季5つの死球のうち3つは左足に受けたものだったが、このところ連続して腕や手首といった危険なコースが目立ちはじめているのも事実。内角高めにウィークポイントがあると言われることも多く、今後も厳しいところを攻められることが予想される。二冠を目指す打撃のためにも、そして怪我なくポストシーズンに進むためにも、内角攻めには引き続き注意が必要だ。
※日本時間2024年9月2日終了時点のデータ(協力:データスタジアム)
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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