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【MLB】ダイヤモンドバックス 6-11 ドジャース(9月2日・日本時間9月3日/アリゾナ)     

 ドジャースの大谷翔平投手が「1番・DH」でダイヤモンドバックス戦に先発出場、初回に2試合ぶりとなるヒットを放つと、4回に1つ、7回に2つの盗塁を決めるなど、4打数2安打、2四球、3盗塁の大暴れ。ドジャースは快勝でダイヤモンドバックスに勝ち越し、地区優勝に向けて大きく前進した。

【映像】大谷翔平、「188キロ弾丸ヒット」の瞬間

 前日1日(日本時間2日)の同対戦で大谷は、3試合ぶりとなるノーヒットに終わった。4打数無安打3三振に倒れ、8回途中に交代するとチームも3-14と大敗している。今季の大谷はここまで、533打数155安打、44本塁打、98打点、107得点、43盗塁、打率.291、出塁率.374、長打率.617、OPS.991の成績を残している。

 この日は初回から鋭いあたりを放つ。カウント2-1から4球目のシンカーを引っ張ると打球はあっという間にライト前へ。角度こそつかなかったが、打球速度117.2マイル(約188.6キロ)の強烈なヒットで出塁した。

 3回の第2打席は、無死二塁と得点圏にランナーを置いて打席へ。8球粘りを見せた大谷だったが、最後はスライダーを引っ掛けてセカンドゴロに倒れている。4回の第3打席は2死三塁のチャンスだったが、1球もスイングすることなく四球で出塁した。すると続くベッツの打席で44個目となる盗塁を成功させ、『44本塁打・44盗塁』とした。

 7回の第4打席は1死ランナーなしで打席に入ると、初回のヒットのように打球速度99.6マイル(約160.3キロ)の強烈なライト前ヒットで出塁。すると、直後には二盗、さらに三盗を成功させて、盗塁数を46に伸ばした。2死一塁で迎えた8回の第5打席は、四球で出塁。2死ランナーなしで迎えた9回の第6打席は、見逃し三振に倒れた。

 この日の大谷は、4打数2安打、2四球、3盗塁と走打に活躍した。なお、シーズン46盗塁以上した選手が放ったホームラン数でメジャー史上最多となる新記録を樹立。これまではアレックス・ロドリゲスが42本塁打・46盗塁だったが、この記録を上回っている。さらに日本人選手としては、56盗塁を記録した2001年のイチロー氏に次いで歴代2位の記録となった。

 今季通算6勝6敗と5分の成績で迎えたダイヤモンドバックスとの最終戦。3回にベッツ内野手のタイムリー、フリーマン内野手の2ランホームランなどで3点を先行する。その後はダイヤモンドバックスの粘りにあうも8回に連打で5点を奪い勝利した。この結果、ダイヤモンドバックスとのシーズン成績は7勝6敗となり、優勝を争う相手に勝ち越しとなった。
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