溜まりに溜まった鬱憤の一部は晴らせただろうか。プロ麻雀リーグ「Mリーグ」赤坂ドリブンズの鈴木たろう(最高位戦)は、「ゼウスの選択」と呼ばれる独創的な打牌選択でファンを魅了し続けてきたが、チームは初年度の優勝以来、思ったような成績が残せておらず、個人成績も低迷していた。それが昨期、チームは準優勝、個人では歴代最高スコアを叩き出し、レギュラーシーズンでは+211.2の7位に入った。ようやく“ゼウスらしさ”を取り戻したたろうが掲げる目標は「全部トップ」。なんともストレートな表現は、実に欲張りゼウスらしかった。