<大相撲九月場所>◇三日目◇10日◇東京・両国国技館
8日から熱戦が繰り広げられている大相撲九月場所の三日目。まだ観客がまばらな状態で土俵に上がった48歳の現役最年長力士が見せた日々、変わらぬ“何気ない”模範的な所作に対して「胸がアツくなる」「力士の手本」などファンの反響が相次ぐ一幕があった。
ファンの視線を集めたのは、三段目七十枚目の翔傑(芝田山)。昭和51年生まれの翔傑は、場所が始まる直前の9月5日に48歳を迎えたばかり。最高位は幕下四枚目の現役最年長力士だ。平成七年三月場所に初土俵を踏み、以来29年間、相撲道にまい進している。
そんな翔傑が西の花道から姿を現すと「お、翔傑さん」「現役最年長」「翔傑ジイ」などファンが反応。中には「身体が若い」など、48歳とは思えない張りのある体に注目する声も聞かれた。
その後、しっかり前を向き、ゆっくりと土俵に向かって歩みを進めた翔傑は、土俵の手前で立ち止まると静かに息を吐いて直立で静止。ゆっくり深く頭を下げると、もう一つ頭を下げ、所定の位置に腰を下ろした。
翔傑にとっては当たり前のことかもしれないが、無駄がなく、落ち着きがある美しい所作に「力士の手本」といった称賛の声、さらに礼節を重んじ、体現する現役最年長力士の姿に「胸がアツくなる」といった声まで聞かれた。
取組は29歳の三段目七十一枚目・小城ノ浜(出羽海)すくい投げで敗れて星を1勝1敗の五分としたが、残り5番、どのような取組を見せてくれるか。現役最年長力士の活躍にも注目したい。(ABEMA/大相撲チャンネル)
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