麻雀プロ団体・最高位戦日本プロ麻雀協会の最高峰タイトル「最高位」の決定戦進出を争うA1リーグの第10節が9月11日に行われ、a卓(5人打ち)はプロ麻雀リーグ「Mリーグ」で昨シーズン、MVPを獲得した鈴木優が2節連続で卓内トップを取った。
鈴木優は、同じくMリーグ・赤坂ドリブンズの鈴木たろう、セガサミーフェニックスの醍醐大と、5人中3人がMリーガーという卓に入ったが、1回戦・東1局の親番で平和高め一気通貫の先制リーチ。裏も乗せて6000オールの1万8000点を決めると、たろうとのデッドヒートの末、3万5900点の同点トップ。続く2回戦、親番を迎えた東2局1本場に全員テンパイながら白ドラ3の満貫を見事にツモり、この半荘は4万2300点のトップ、鈴木対決の第2ラウンドを制した。
その後も3回戦は2着、4回戦でもオーラスで逆転の満貫を坂本から上がり、逆転トップで1日を締めくくった。この日の優は1着2回、1.5着1回、2着1回とほぼ完璧な麻雀で+128.3の快勝。トータルでもマイナスポイントを完済し、暫定6位に浮上すると試合後は、「2節連続で100ポイント以上プラスにすることが出来た。僕は本当に諦めが悪いので、最後まで最高位を追っていきたい。今日次第で現実的な位置に来られるので気合が入っていた。道のりは長いですが、土壇場に強いタイプなので残り2節しっかり打ちます」と語った。
【試合結果】
1位 鈴木優 +128.3
2位 太田安紀 +26.9
3位 鈴木たろう ▲10.4
4位 坂本大志 ▲42.6
5位 醍醐大 ▲52.4
◆最高位 最高位戦日本プロ麻雀協会の最高峰タイトル。A1リーグは全12節、48半荘のリーグ戦を行い、上位3人と前年優勝の最高位の4人で決定戦を行う。決定戦は1日に半荘4回戦の5日制で、計20回戦行われる。
◆最高位戦日本プロ麻雀協会 1976年に設立。東京、関西、東海、北海道、新潟、九州、東北に拠点があり、所属会員数は約800人。主なプロは金子正輝、近藤誠一、村上淳、鈴木たろう、石橋伸洋、茅森早香、石井あや、大平亜季ら。主催タイトル戦は最高位、女流最高位、最高位戦Classic、發王戦、新輝戦、女流名人戦、新人王戦。代表理事・新津潔。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)