9月10日にエスコンフィールドHOKKAIDOで行われた北海道日本ハムファイターズ対埼玉西武ライオンズの一戦で、日本ハム・伊藤大海が披露した“1-4-4のダブルプレー”について野球解説者の里崎智也氏が解説した。
0-0の同点で迎えたこの試合の8回表・西武の攻撃、1死一塁の場面で、9番・柘植世那は送りバントに出たものの、これが上手く転がらずにフラフラと上がる小飛球に。この打球に反応する形でマウンドを下って前に出た伊藤は、ダイレクトキャッチするかのような動きを見せながらも、そこから一度、目の前で打球を落としてから素早く拾いあげ、一塁カバーへと入った石井一成へと送球。一塁へと帰塁した代走・滝澤夏央がタッチアウトに。また、石井がベースに足を置いて送球を受けていたことから、打者走者の柘植もアウトとなり、これで「1-4-4」という、非常に珍しいダブルプレーが完成することとなった。
9月13日に放送された『バズ!パ・リーグ』(ABEMA)」では、伊藤が見せた咄嗟の機転が光るこのプレーについて改めて紹介。里崎氏は「良かったですね。周りの声掛けもあったと思いますけど」と称賛。加えて「これはエスコンフィールドマジック。天然芝なので、(人工芝みたいに)大きく弾まないんです。人工芝だと大きく弾むので、それによってキャッチが上手くできなかったり、土だとイレギュラーしたりする可能性もあった」と、同球場をホームとし、その“芝”をよく知る日本ハム守備陣ならではのプレーであったとコメント。
また、ネット上の野球ファンからは「伊藤も最初から落とすんじゃなくて、しっかりフライの捕球体勢を作ってからスルーしてるの本当に上手い」「まさに、プレイは熱いのに頭はクールな伊藤大海!素晴らしい」「これはなかなか見ることができない、激レア熱盛プレー」「落とすように声をかけた郡司も評価してあげて!(首脳陣!)」「郡司の『落とせ!』の声でこのプレーが生まれたらしく 伊『実質裕也のファインプレー』郡『実質まあ…僕のファインプレー』だそうです」「郡司ってやっぱり視野広いなーと思う」といった様々な反響が寄せられている。
(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)