<大相撲九月場所>◇十一日目◇18日◇東京・両国国技館
序二段力士の対決で、審判団から物言いが入り、協議時間が長引いた。その間、審判の1人が俵付近を「指差し確認」する珍しい光景も見られた。また、行事を務めた式守昂明は緊張感に襲われていたのか表情変化し、相撲ファンがその姿を注目する一幕もあった。
それは序二段四十八枚目・安芸錦(朝日山)と序二段五十一枚目・白竜(音羽山)の取組だった。身長166.0センチ、体重84.2キロの小兵である安芸錦は白竜に足取りを仕掛けると、両力士はそのままもつれあうように土俵下に落下した。
微妙な決着に物言いがつき、審判団による協議が始まると、約2分50秒にわたり話し合いが行われた。その間、2人が落下した位置付近の土俵俵を何度も指差し確認するという珍しい光景も。また、21歳の若手行事・式守昂明の表情がカメラに映されると、「行司の緊張顔よ……」「緊張感エグい……」「こっちまでドキドキする」などの声がコメント欄に寄せられていた。
協議が終わると、審判長から「行司軍配は東方力士(安芸錦)を有利と見て上げましたが、同体と物言いがつき、協議した結果、西方力士の足が先に出ていました」という説明が行われた。この結果を受け、“緊張顔よ”と指摘されていた式守昂明に対し「良かったね」というコメントが届いていた。
(ABEMA/大相撲チャンネル)