「セクハラとか性加害と、会社経営におけるハードシングスを比べてる時点でおかしいでしょ。何言ってんだよ」
議論を巻き起こしたのは会社経営とセクハラ被害について怒りを露わにした山田進太郎D&I財団 COOの石倉秀明氏のXでの投稿。
発端となったのは、8月にNHKで放送された女性起業家のセクハラ被害を扱った特集だ。スタートアップ事業を目指していた女性のセクハラ被害体験談が語られた内容で、投資の見返りに愛人関係を求められたり、打合せの会食中にキスをされたりしたという被害を訴え、結局、女性は起業そのものを断念したという。
SNS上ではこの報道に対して、同様の経験をしたという声や、スタートアップ業界での性被害の深刻さを危惧する声が相次いだ。一方で…
「それでめげるくらいなら、起業しない方がいい」「断ればいいだけ」(SNSの反応)
会社経営にはセクハラ以上につらいことが待ち受けているので、それを乗り越えられないようでは経営者に向いていないというバッシングの声も噴出したのだ。こうした論調に異を唱え、「セクハラと企業経営の大変さを比較するのはおかしい」と憤りをあらわにしたのが石倉氏だった。
冒頭の投稿に加えて、石倉氏は以下のように声をあげている。
「『それによって女性は得してるかも…』『自分の周りで聞いたことないし…』とか言っている人が多すぎて辟易するな。まじでヤバいよ、その思考。絶対にダメだし、絶対に許してはいけない、それ以外ないでしょ」
「本来はもっと男性が声を上げるべき!! 周囲にいる我々が『そんなことしてんなよ』『マジでありえないぞ』『ふざけるなよ』と言い続けるべきだし、それを経営者の資質云々とか狂気の沙汰みたいなこと言う人がいたら、全力で抗議すべきだよ」(共に石倉氏のX から)
石倉氏は「男性が声をあげるべき」という言葉の真意について『ABEMAヒルズ』のスタジオで「業界のプレゼンスを下げないために、自浄作用を果たせる手段が多い男性がセクハラに対して『違う!』と声をあげるべきだ」と語った。
「投資家・VCの中にセクハラをする人がいることは確かだが、まともにやっている人が多数だ。だがもし今回のような報道に対して静観してしまっては認めているのと同じになる。だから自分の業界のためにも『ふざけるな!』と言うべきだ。例えば業界にいる男性同士で食事をしているときなどに軽い感じで(セクハラとみられる言動を)話してきたり、見かけたりしたら『それは違う』と伝えなければいけない」
(『ABEMAヒルズ』より)
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