【MLB】マーリンズ 4-20 ドジャース(9月19日・日本時間20日/マイアミ)
この日の歴史的快挙達成は、この盗塁から始まったといっても過言ではない。ドジャースの大谷翔平投手がマーリンズ戦に「1番・DH」でスタメン出場。第1打席でツーベースヒットを放つと、すかさずスタートを切り今季50個目の盗塁に成功。相手サードも道を譲るしかないような気迫のスライディングで大谷がセーフをもぎとった。
大谷はこの日の第1打席でマーリンズ先発カブレラと相対すると、カウント2-2からの5球目、ど真ん中にきたチェンジアップを打ち返した。打球速度114.6マイル(約184.4キロ)の爆速ライナーはフェンス直撃のツーベースヒットとなった。
1死一、二塁でスミスが打席を迎えると、4番・スミスへの初球と同時にスタートを切った。すかさず捕手も三塁に送球すると大谷は気迫のスライディングでセーフをもぎとり、28連続盗塁を成功させた。
この試合の解説を務めたAKI猪瀬氏も一度は「アウトだ」と口にしたが、リプレー映像ではサードも大谷の気迫に押されたのか、慌てながらタッチを試みたがわずかに大谷の足が勝っており、「足が速かった。タッチが甘いですね」と驚いていた。
大谷はこの盗塁成功で「48-50」と偉業達成に一歩前進すると、第2打席でツーベースヒットを放ち、またもや盗塁を成功させ「48-51」と記録を伸ばすと、第4、第5、第6打席と怒涛のホームラン3連発をやってのけた。
大谷はこの日、「51-51」の偉業を達成しただけでなく、松井秀喜氏の持つシーズン116打点の記録を抜き日本選手シーズン打点歴代1位に立ったほか、自身初の6打数6安打など数々の記録を塗り替えた。
この日の大谷の快挙ラッシュは気迫のスライディングから始まったといっても決して言い過ぎではないだろう。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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