今日は盗塁だけじゃない！大谷翔平、全力疾走で一塁手との“かけっこ”制し本拠地大熱狂「これがセーフになるのすごい」

【MLB】ドジャース 6－4 ロッキーズ（9月20日・日本時間21日／ロサンゼルス）　　

　今の大谷翔平から、アウトを取るのは至難の業と言えるだろう。大谷の所属するドジャースはこの日から同地区最下位のロッキーズと対戦。大谷も「1番・DH」で先発出場を果たすと、4打数3安打1本塁打1盗塁と大活躍。さらに第4打席では、持ち前の俊足ぶりからヒットをもぎ取ると、その際に見せた可愛らしいリアクションが話題となっている。

　ドジャースが1点を勝ち越して迎えた7回裏の攻撃。この回からロッキーズはマウンドにヒル投手を送り出したが、そのヒルは先頭打者のマンシー内野手こそ打ち取ったものの、続く代打のエドマン内野手には四球を与え、1死一塁という場面で大谷の第4打席となった。

　前の打席で本塁打を放つなど、前日からの好調ぶりを持続させている大谷だったが、この打席ではヒルのシンカーとチェンジアップに苦戦。カウント2-2と追い込まれたところでエドマンが盗塁を決め、1死二塁となった直後の5球目、エドマンが投じたチェンジアップを引っかけた。

　打球は一塁線側に転がるゴロとなり、ロッキーズの一塁を守るトグリア内野手がこれを捕球。普通ならなんて事のないファーストゴロになるはずだったが、この打球を打った直後から大谷は猛スピードで全力疾走。これに慌てたトグリアはアウトにするため一塁ベースへとスライディングを見せたが、大谷の足の方がわずかに速く判定はセーフに。一塁を駆け抜けた大谷が小さくセーフのポーズを見せた直後、スタジアムからは大谷の俊足ぶりを称えるように大歓声が沸き起こった。記録は内野安打となり、大谷は2試合連続の猛打賞を達成した。

　さらにこの直後のベッツ内野手の打席で大谷は盗塁を決め、今季52個目の盗塁を記録。前日達成した「51-51」をさらに更新し、「52-52」とした。

　何の変てつもないファーストゴロですら、内野安打に変えてしまう大谷のスピードに視聴者は「全力疾走で内野安打！」「流石の大谷さん速すぎます」「これがセーフになるのすごいってw」と、驚いたようなコメントが目立った。

（ABEMA『SPORTSチャンネル』）