レギュラーシーズンも残り6試合と最終盤に突入したドジャース。今後はパドレスと3試合、ロッキーズと3試合が予定されている。現在「53-55」と絶好調の大谷翔平投手には、パドレスのディラン・シース投手との対戦に大きな注目が集まる。元MLBプレーヤーの川﨑宗則氏は「“真っすぐ”をどう捉えるか」と攻略へのカギを言及した。
9月22日(日本時間23日)に行われたロッキーズ戦で、1本塁打2盗塁と『53-55』を達成した大谷。自身初となるチームのプレーオフ進出も決めており、この勢いは止まるところを知らない。
しかし、そこに立ちはだかるのがダルビッシュ有投手、松井裕樹投手が所属するパドレスだ。3ゲーム差の2位と粘りを見せている上、ドジャースは今期3勝7敗と負け越しを許している難敵だ。22日に放送された『ABEMAスポーツタイム』では、番組MCの川﨑氏がチーム事情を解説。「本当は翔平さんを休ませようかなと考えていた時期もあったと思うが、投手陣にケガ人が続出している以上、打ち勝つしかない。“覚醒”した翔平さんがどれだけチームを引っ張れるか」とコメントした。
直接対決の中でも警戒したいのが、26日の予告先発・シース投手だ。今シーズンはチーム最多の14勝11敗、防御率3.42で、7月にはノーヒットノーランを達成している。大谷との対戦成績は2打数0安打。川﨑氏は「翔平さんが打てていないというより、シース自身が調子が良いのでそこがカギになる」と警戒した。
シースの球種割合は4シームが43.6%、スライダーが42.6%。川﨑氏は「投げるまでのスピードが速いので、タイミングが取りづらいんです。そこから来る99~100マイルの真っすぐが今年は非常に強い。これを意識するばかりに、このカーブとかスライダーが効いてくる。真っすぐを待ってるから振れないんです。シースの真っすぐをいかに捉えるか」とポイントを挙げた。
通算成績は、13打数3安打2本塁打4三振。ファンの間では「やるか、やられるかの戦い」との呼び声も高い。川﨑氏は「翔平さんのアプローチは変わらない。真っすぐ速い球を狙い、遅いスライダーは振りながら合わせる。過去の対戦時よりも今の状態が非常に良いのでやられそうな雰囲気はない」と熱く語っていた。
(ABEMA『ABEMAスポーツタイム』)