9月14日にベルーナドームで行われた埼玉西武ライオンズ対千葉ロッテマリーンズの一戦で、今季限りで現役引退を表明している西武・岡田雅利の“引退セレモニーでの一コマ”が、野球ファンの間で話題となっている。
この試合、2番・キャッチャーでのスタメン出場となった岡田は、初回のみの出場だったが、全力プレーで見せ場を作った。第1打席、涙をこらえつつ笑顔で打席に向かうと、ロッテ先発の小島和哉に対し、カウント0-2と追い込まれるも、4球目の外角高めいっぱいに投じられたストレートを一閃。打球は三塁線を破る長打性の一打となった。打った岡田は、手術した膝の状態が万全とは言えない状況の中、全力疾走で二塁へと到達。その後も、続く3番・野村大樹のライトフライの間にタッチアップし、三塁へと向うと、ユニフォームを泥だらけにしながら豪快にヘッドスライディング。最後まで岡田らしい全力プレーで、観客を魅了した。
試合後には引退セレモニーが行われたが、6年ぶりに西武に復帰した先輩捕手・炭谷銀仁朗に向けて「銀さん、入団した当初、本当にすごい捕手だと思っていました。本音を言いますと、なんで帰ってきたんだ……。銀さんのせいで引退になりました(笑)」と冗談混じりでコメント。さらにファンに向けて「本当にライオンズが大好きです。11年間ありがとうございました!」と感謝の思いを述べると、球場のファンから大きな歓声があがった。
こうした岡田の活躍と引退セレモニーでのコメントについて、ネット上の野球ファンからは「岡田節炸裂でホントにいいセレモニーでした」「こんなに笑いに包まれた引退セレモニーははじめてみました。愛されてたことがよく分かる人柄ですね、お疲れ様でした」「現地に行ったロッテファンです。最後まで見させていただきましたが、笑顔あふれる温かい引退セレモニーで感動しました」 「銀仁朗への挨拶、マジで面白すぎたwww」「そりゃあ愛されるわっていう 最高のセレモニーや」「べしゃり力がありすぎるwwww 今後のことはまだ分からないけど、絶対良い指導者にも解説者にもなれそう」といった様々な反響が寄せられている。