初登板の日に初勝利、レア役もゲットで陽キャ雀士が好スタートだ。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2024-25」9月27日の第2試合はU-NEXT Pirates・仲林圭（協会）がトップ。ラスト36人目の出番で連投し、第1試合は2着、この試合の勝利で全連対とした。
試合は起家から渋谷ABEMAS・多井隆晴（RMU）、仲林、EX風林火山・二階堂亜樹（連盟）、KADOKAWAサクラナイツ・渋川難波（協会）の並びでスタート。仲林は東3局、満貫ツモでトップ目に立つ。次局は渋川に親満貫をツモられるが、東4局1本場に3900点（+300点）を渋川から直撃、再びトップ目へ。
南1局、仲林にオバケ配牌が入った。中が暗刻に發が対子、白が1枚と役満が見える大チャンスだ。まず亜樹から發をポン。これでイーシャンテン、孤立の白を重ねれば役満・大三元のテンパイだ。亜樹がすぐに白をツモ切る。今の内に白を引けば、出アガリの期待も十分ある。「いまひけｗ」「ハクどこよ！」「あきらめんなよ！」「はくぅ～！」と視聴者の熱も大いに高まった。亜樹が七万を切ると仲林はすかさずポン。白単騎の小三元をテンパイした。役満テンパイはお預けとなったが、価値は十分。仲林はこの単騎待ちをしっかりツモ、發・中・小三元の満貫を手に入れ、ライバルに大きな差を付けた。
南2局は東をポンして、ドラ9筒が雀頭のカン五万待ちでテンパイ。これにリーチをかけていた亜樹が赤五万で放銃し望外の親満貫をゲット。このまま逃げ切って今期初トップを獲得した。
インタビューでは「昨日からやる気十分で練習して、この場に挑めたのが良い結果につながったかなという感じです」と順調振りを語り、また試合内容については「正直ツイていた部分が大きいので、出来が良かったというよりはツイてたな、牌に恵まれていたな、という感じでしたね」。小三元のシーンはギリギリまで役満を意識したようで「結構狙っていましたよ。役満はまだMリーグでアガったことがなかったので」と少し悔し気に振り返った。
UKコンビの一角、鈴木優（最高位戦）が昨年MVPを獲得。仲林も期するものがあるはずだ。仲林は最後にファンへ「無事に連対をすることができました。パイレーツ連覇に向けて4人で頑張っていきますので、引き続き応援よろしくお願いします！」と頭を下げ、ファンからは「ナイス連対！」「つよばやし！」「いい仕事するねえ」と声援が飛んでいた。
【第2試合結果】
1着 U-NEXT Pirates・仲林圭（協会）3万4800点／＋54.8
2着 渋谷ABEMAS・多井隆晴（RMU）2万5200点／＋5.2
3着 KADOKAWAサクラナイツ・渋川難波（協会）2万3700点／▲16.3
4着 EX風林火山・二階堂亜樹（連盟）1万6300点／▲43.7
【9月27日終了時点での成績】
1位 セガサミーフェニックス ＋108.8（6/96）
2位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 ＋91.6（8/96）
3位 U-NEXT Pirates ＋49.1（6/96）
4位 赤坂ドリブンズ ＋45.4（6/96）
5位 TEAM雷電 ▲13.2（8/96）
6位 EX風林火山 ▲16.2（8/96）
7位 KADOKAWAサクラナイツ ▲50.4（8/96）
8位 渋谷ABEMAS ▲102.6（8/96）
9位 BEAST X ▲132.5（6/96）
※連盟＝日本プロ麻雀連盟、最高位戦＝最高位戦日本プロ麻雀協会、協会＝日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合（全216試合）を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合（全30試合）を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ（16試合）に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
（ABEMA／麻雀チャンネルより）
