9月27日に放送された『バズ!パ・リーグ』(ABEMA)で、ソフトバンク・周東佑京の独占インタビューを実施。その中で、周東が見せた“振り逃げの隙を突く”まさかの三塁進塁について、自身が振り返る形で言及した。
7月17日にみずほPayPayドーム福岡で行われた福岡ソフトバンクホークス対千葉ロッテマリーンズの一戦。2-3、ソフトバンク1点のビハインドで迎えた5回裏・ソフトバンクの攻撃、1死二塁、二塁塁上にはレフトへのヒットで出た後にすかさず二盗を決めた周東、打席には2番・今宮健太という場面で、今宮はカウント2-2からの7球目、外角低めのボールゾーンへと沈むフォークを振らされ空振り三振に。しかしこれがワンバウンドとなり、いわゆる“振り逃げ”の状態となったことから、今宮は一塁に向かって走り出し、ボールを拾い上げたキャッチャーの佐藤都志也は、今宮をアウトにする目的で一塁へと送球。なんとそのタイミングで二塁走者の周東がいきなりスタートを切り、悠々と三塁へ。ロッテ側の隙を突く見事な好走塁を見せて話題となった。
この場面での走塁について周東は「あれはキャンプが終わってオープン戦に入ってからすぐにそういうシーンがあって。行けそうだなと感じたので」と春季キャンプ後に行われたオープン戦で、進塁できる可能性を見出したとしつつ、「コーチの方と話をして。行けるところがあれば行っていいと話をされていたので。次に狙えるところがあったら行こうかなとは思っていました」と、シーズン開始前からコーチなどと相談しながら“狙っていたプレー”であることを明かした。
なお、当時このプレーを巡っては、野球解説者の里崎智也氏が、7月19日放送の『バズ!パ・リーグ』に出演した際に「なかなか見たことないですね、この振り逃げでの三塁進塁は。ワイルドピッチとかはありますけどね。この状況で三塁進塁は、僕はされたことは一回もないです」と、前代未聞のプレーであるとコメントしていた。
(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)