将棋の藤井聡太王座(竜王、名人、王位、棋王、王将、棋聖、22)に永瀬拓矢九段(32)が挑戦する第72期王座戦五番勝負は9月30日、京都市の「ウェスティン都ホテル京都」で第3局の対局が行われている。注目の一戦は藤井王座の攻め、永瀬九段の受けの展開に。互角のまま突入した終盤戦で勝利を掴むのはどちらか。白熱の進行から目が離せない。
藤井王座が3連勝で初防衛を決めるか、後が無くなった永瀬九段が望みをつなげるのか。注目のシリーズ第3局は、角換わりの出だしから一手一手が濃密な中盤戦へ。後手の藤井王座が繰り出す攻めの手を、先手の永瀬九段は持ち味を生かして丁寧に受け止めている。
ABEMAの中継に出演した中村太地八段(36)は「先手は受けて勝とうとしている。長期戦を目指しているのでは」とコメント。ともに解説を務める本田奎六段(27)は「体感では先手が良く見える。形勢は良い勝負だが、後手の難易度が高すぎる」と印象を語っていた。
ABEMAの「SHOGI AI」はほぼ互角の数字を示しているが、盤上は中盤戦から白熱の終盤戦へ。挑戦者が待望のシリーズ初勝利をもぎ取るのか、藤井王座が決着を付けるのか。クライマックスに向かう夜戦のゆくえに注目したい。
持ち時間は各5時間。
【夕食の注文】
藤井聡太王座 八代目儀兵衛ホテルオリジナル米おにぎり(ネギみそ・塩昆布)、都ホテル一番出しの赤出汁、ウーロン茶
永瀬拓矢九段 都ホテルカレーライスセット、ウーロン茶
【夕食休憩時の残り持ち時間】
▲永瀬拓矢九段 1時間41分(消費3時間19分)
△藤井聡太王座 1時間11分(消費3時間49分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)