今夏のパリ五輪で物議となった“細谷の1ミリ”。柏レイソルFW細谷真大が決めたゴールが、VARの介入によりオフサイドと判定されノーゴールとなった。日本で大きな話題となったシーンの舞台裏を、川崎フロターレのDF高井幸大が明かした。
9月29日の『ABEMAスポーツタイム』では、ワールドカップアジア最終予選を戦う日本代表を特集。中国代表戦でA代表デビューを飾った20歳の川崎フロンターレDF・高井幸大へのインタビュー後編が配信された。
今夏に行われたパリ五輪でU23日本代表は、準々決勝でスペインに敗れてベスト8で敗退となった。このスペイン戦で物議となったのが“細谷の1ミリ”だ。
1点ビハインドで迎えた40分、細谷がDFを背負いながら巧みな反転から右足でシュートを放ち、ゴールネットを揺らした。日本の同点ゴールかと思われた直後にVARが介入。MF藤田譲瑠チマからパスが出された瞬間に、細谷のかかとがわずかに飛び出していたためオフサイドの判定となりノーゴールに。相手を背負った状態でのオフサイド判定という珍しいシーンは、SNSで“細谷の1ミリ”として大きな話題となった。
高井は「あそこで1点取れていれば大きかった。1-1だったら自分たちの展開でいけましたね」と当時を振り返る。さらに高井自身は「どこがオフサイドなんだろう」と思っていたようだ。
そんな高井は試合後、細谷と話したようで「感情移入するタイプの選手じゃないので『出ちゃったわ!』って感じでした」と舞台裏を明かした。
さらに高井は「(細谷は)真面目ではない。試合前、準備する人としない人に分かれますが、僕も一緒にゲームしています」と細谷のキャラクターを紹介。インタビュアーを務めた鄭大世氏も思わず笑う回答となった。
(ABEMAスポーツタイム)