将棋の第37期竜王戦3組昇級者決定戦決勝が10月3日に行われ、千田翔太八段(30)と佐々木慎七段(44)が現在対局中だ。2組昇級をかけた一戦を制するのはどちらか。注目の戦型は、佐々木七段の先手で三間飛車となった。
千田八段は、2013年4月に四段昇段。順位戦はA級に所属している。タイトル戦は棋王戦挑戦1回、朝日杯将棋オープン戦で優勝経験がある。AIを使った将棋研究に精通しており、プロ入り直後の藤井聡太七冠に活用法を伝授したことでも知られている。理論派ながらファンにもわかりやすい解説でも人気を博している。
佐々木七段は、2001年4月に四段昇段。順位戦はB級2組。振り飛車党の棋士で、2007年度の将棋大賞「連勝賞」を受賞。棋戦優勝歴はないものの、各棋戦で安定した実績を残している。今年度は7連勝をマークした。
両者のこれまでの公式戦対戦は3局あり、そのすべてで千田八段が勝利している。振り駒で佐々木七段の先手となった本局は、三間飛車の対抗形の出だしに。今年2月以来、4度目の対戦を制するのはどちらか。今後の展開から目が離せない。
持ち時間は各5時間。
【昼食の注文】
千田翔太八段 うな重(赤だし付き)
佐々木慎七段 レバうま煮丼
【昼食休憩時の残り持ち時間】
▲佐々木慎七段 3時間29分(消費1時間31分)
△千田翔太八段 4時間33分(消費27分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)